2010年6月30日水曜日

帳簿付けをサボらない仕組みを作る

個人の事業をやる場合、帳簿付けの作業は絶対に怠れません。毎年年初には確定申告がやってきますし、そのためには帳簿が不可欠だからです。

最近では青色申告用のソフトが普及していますが、レシートの項目を入力する作業は結局手作業・・・アシスタントを雇ったり、専門の会社に委託する方もいらっしゃると思いますが、そこまで金銭的に余裕がない場合は自分でやるしかありません。

この作業を怠ると確定申告前に大変なことになりますから、こまめに毎月ちゃんとやっておきたいところ。

それを確実に実行するために意識しているのが「仕組み」化です。

基本的に自分はルーズな人間なので、業務を軌道に載せるための「仕組み」を作るようにしています。例えば、男性用の公共用トイレで小便用の便器に的(まと)を描いておくことで、そこに集中するようにして尿が飛び散るのを防ぐという仕組みは人間の習性をうまく利用して目的を達成した面白い例です。それと同じように、タスクを処理せざるを得ない仕組みを作ることで上手く循環させていく取り組みを実践しています。


領収書・レシートを定期的に処理する仕組み
事業で使ったことが明確であれば、領収書を毎回書いてもらう必要はないようです。レシートには購入した品物が全部書かれているので、会計の透明性を担保する上でもレシートの方が良いこともあるようです。

私は事業会計を始める前、かつてはあふれたレシートで財布が膨らんでしまっていました。

気づいたときにまとめて処分するような感じだったのですが、現在は頻繁にレシートを仕分けするようにしています。事業用のレシートと、プライベートの(不要な)レシートを区別して、事業用のものはファイルに収納します。

仕分けができる簡単なファイルに一旦入れておいて、たまったら事業用のレシートフォルダに入れ直します。チャックが付いているものではないですが、この手軽さが丁度いいです。あまりに溢れてくるとカバンの中で散乱してしまうので、自然と片付ける癖が身につきます。

↑カバンの中に入れているファイルケース。レシートや領収書をもらって気がついたら入れておく。チャックはありません。いっぱいになるとカバンの中に散乱するリスクが・・・A5サイズ、東急ハンズで150円くらい。

↑ある程度まとまったらシートに入れます。
月ごとに分けて、処理済み(帳簿につけおわったもの)と、未処理(これから帳簿につけるもの)が分かるようにしておきます。100円ショップで20枚100円。


毎月記帳と帳簿付けを行う仕組み
私は1ヶ月に1度、帳簿付けの作業を行っています。帳簿付けと言っても青色申告用のソフトに入力するだけです。ただし、放っておくと数カ月分たまってしまうので、まずは毎月の記帳業務をルーティン化するようにしています。

Remember The Milkを活用して、毎月月初に「銀行で記帳する」タスクを入れています。そして、記帳を行った次の週末(土曜日)に「事業会計」(=帳簿付け)タスクを入れます。私はRemember The MilkでiPhoneやGmailなどと連携させて、タスクを常に自分の目に触れるようにしています。いつまでもやらないでおくと「期限切れのタスク」として蓄積してしまうので、それが嫌でとりあえず仕事を片付けます。こうすることで未記帳のまま通帳が放置される事態を回避することができます。

おそらくもっと上手にやってる方もいると多い思いますが、こういう仕組み化を行ってリズムを作ること。そうすることで、いつの間にか身体に染み付いて習慣化します。寝る前の歯ブラシのように、やらないと気持が悪いところまでいけるかどうかなのかもしれません。