2013年11月24日日曜日

韓国・チェジュ(済州)島に行ってきました

先週、2泊3日と短期間でしたが、韓国チェジュ(済州)島に行ってきました。
これまで、ソウルと釜山へは何度か行きましたが、チェジュ島は初めて。

オフシーズンだったため、気温が低く日本とさほど変わらない天候でしたが、ちょうど紅葉の季節と重なり素敵な景色を楽しむことができました。

息を呑むような紅葉





日本以外でこんなに美しい紅葉が見られるとは思っていませんでした。
いい意味で期待を裏切られた感じですね!

福岡や高知とほぼ同じ緯度にあるチェジュ島ですが、この時期はちょっと肌寒い感じです。
常夏のイメージがありますが、シーズンオフは防寒が必要。
トレッキングなどを楽しむ韓国の中高年層が割りと多く、自然を楽しむには良い場所だと思います。


国産黒豚の焼き肉は必ず試すべし




なんと焼き肉の写真を撮りそこねました。。。
国産の黒豚の焼き肉はぜひ食べておきましょう。

チェジュ島では黒豚の飼育が盛ん。
ソウルだと焼き肉の牛はアメリカ産が多いようなのですが、こちらの黒豚は”国産”。
脂が乗って大変やわらかいのが特徴です。


ミカン栽培が盛ん



韓国でも唯一、温州みかんの栽培が盛んだそうです。
1キロ300円ほどでおみやげ屋さんでも売っていて、とても甘い。


今回は、子どもも一緒だということで、天気予報を事前に調べて、防寒には気を遣いました。
最近では、海外のリゾート地などで多くの時間を過ごしながら働くノマドも増えています。
しかし、子どもがいると移動や世話にかかる負担は、一人の時の10倍くらい違うもの。

成田での待ち時間でも、子どもたちの体力を発散させることを考えたり。。。

写真は成田空港第一ターミナルのキッズルーム。



今回は済州国際空港からホテルへ向かう間も若干待ち時間がありました。
到着ロビーには、無料で使える充実したキッズルームがあり、そこで遊ばせることができました。

ちなみに、チェジュ島では言語のハードルがソウルに比べて大きいかもしれません。
空港でも英語と日本語ともに通じず・・・
ホテルは、外国人向けのところではなかったこともあり、若干苦労した面もありました。
そこは、ソウルや釜山との違いかもしれません。
日本からの直行便の数も減ってしまったということで、今後の課題の一つのように思いました。

今回の旅行は、天候面で結構ハードではありましたが、またひとつ経験値が増えました。

子供連れの旅行や仕事の経験も、こちらのブログで追々紹介していきます。

iPhone5SとXperia UL用にLightningケーブル対応 携帯用充電ケーブルを購入

先月、2年間使ったiPhone4SからiPhone5Sに機種変をしまして、晴れてLightningケーブルデビューとなりました。

そこで、携帯に便利なLightningケーブルとmicroUSBのプラグを備えた携帯用充電ケーブルを購入。iPhone4Sのプラグは30ピンの大きめのもので、規格が異なるのは御存知の通り。

実は、それに先立って、4年ほど使ったサブ機のガラケーをXperia ULに機種変したこともあり、携帯用充電ケーブルを最適化する必要がありました。

そこで近所のヤマダ電機でステイヤーの巻取り式充電ケーブルを購入しました。




購入の決め手としては、主に以下の4つ。



(1)LightningとAndroidに対応可能


iPhone用のLightningプラグはこんな感じ。
microUSBとドッキングして使います。

(2)巻取り式でコンパクト

持ち歩きが前提なので、コンパクトであることが重要。
巻取り式だと、結ぶ手間が省けるし、かばんの中で絡まる事もなし。
伸ばすと最大約80センチ。

(3)充電だけでなく通信も対応

こんな感じでドッキングして使うのですが、充電だけでなく通信にも対応しています。

(4)Apple ライセンス取得製品

Appleは、Lightningケーブルに関して、ライセンスを提供する方針に転換。サードパーティが作成したもので認証がないものは安価で売っていますが、充電できないなどの口コミを見たため、最初はライセンス取得製品を選択しました。



ただし、使ってみて残念だった点としては。

(1)連結用のケーブルが無いため、小さな部品を紛失するリスクあり
 3年半ほど前から巻取り式の充電ケーブルを愛用していたのですが、以前使っていたものはプラグ同士が紐で連結していました。

紛失を防ぐという意味で、それがあると安心なのですが。


(2)やっぱりiPad3用に30ピンのプラグもほしい
私が所有しているiPadは2012年春に発売された第三世代。
Lightningケーブルではなく、30ピンのもの。
できれば、30ピンタイプのプラグも付属して欲しかった・・・
iPad充電用に別のケーブルを持ち運ぶ必要が出てしまったのは残念。


いずれにしても、いまのところ順調に充電もできています。
コンセントから直接充電するのに比べれば、速度は劣りますが、携帯という観点で見れば十分に使用に耐えられると思います。

2013年7月17日水曜日

小麦粉なしでパンが焼ける「GOPAN(ゴパン)」を購入しました

先日、東京都から神奈川県に転居しました。
その顛末は5月の記事でも紹介しましたが、当初から密かに計画していたホームベーカリーを購入しました。

最近はホームベーカリーも機能が向上して、自宅で本格的な美味しいパンが焼けるという話をよく聞きます。

しかし、我が家で選んだのはパナソニックのGOPAN(ゴパン)。「ライスブレッドクッカー」、米粉パン調理器とでもいいますか。もちろん、小麦のパンも焼けます。

お米でパンをつくる必要があるの?と思ってしまいますが、子供に小麦のアレルギー反応が若干ありまして、小麦なしのパンを食べさせてあげたいと。

口コミを見ると、音がうるさいデカイ重いと散々な言われよう。。。
ところが、最近のモデルチェンジでかなり小さくなった模様です。
実際、手にしてみると思ったほどの重量感はありません。

届いたばかりでまだ調理はしていませんが、どんな仕上がりになるか楽しみ。




2013年5月27日月曜日

flickrの無料ストレージ拡大とpro版廃止で写真のバックアップ体制を再考する

flickrのサービス刷新

先日、flickrがサービスの提供内容の大幅改定を発表しました。

■米Yahooが Flickr を全面リニューアル、無料で1TBまでアップロード可能に(engadget)
■Yahoo、Flickr Proを廃止。広告嫌いとプロ向けに新たな有料版を提供(TechCrunch)

リニューアルにより大きくUIが変更になった他、無料で使える容量が1TBまで拡大し、フルサイズでのダウンロードができるようになりました(これまで無料版では、フルサイズのダウンロードができできなかった!)。それにともなって、容量無制限と広告非表示のpro版(年間24ドル)の新規提供の中止が決定されました(その後、既存のpro版ユーザーはそのまま利用できることが発表された)。

flickrは、世界的にユーザー規模が大きなオンライン共有サービスで、日本では一部の熱烈なファンをのぞいて一般的に普及はしていませんが、タグ付けなど当時としては先端の機能を備えており、私も長い間pro版を利用してきました。2005年には米Yahoo!が買収して参加に収めてきました(2010年に総アップロード数50億枚達成)。しかし、このところ、FacebookやGoogle+などに押されて、その存在感が薄まっていました。Tumblrの買収が発表されたほぼ同じタイミングで、今回のリニューアルの発表となったわけです。

flickrの改定を受けて今後の写真のバックアップ体制をどうするか・・・

pro版を私が利用してきた理由の一つは、flickrに写真をバックアップできることにありました。
デジカメで撮影した写真をwifi対応SDカードeye-fiでflickrとPCに同時転送。家族や知人と写真の共有も簡単ですし、何かあった時にフルサイズでいつでもダウンロードできるという安心感がありました。

flickrの無料版で1TBまで利用できるようになったことで、この機会にpro版を解約しようか検討中。動画を保存していないので、1TBあれば当面は問題ありません。これまでは、無料のままではアップした画像をフルサイズでダウンロードすることができませんでしたが、今回の方針変更でそれが可能になりました。

flickrを完全に別サービスに乗り換えるかとも考えたのですが、当面は、以下のような体制を継続することにしようと思います。バックアップ体制自体は正直、何も変わりません。

写真のバックアップ体制


デジカメで撮影した写真はeyefiで(1)flickrにアップロード。
同時に(2)PCのローカルにも自動転送するように設定しておく。

それによって、(3)Sugarsyncと自動同期してオンラインストレージ上に保存完了。

その後、picasaを使って(4)Google+にアップロード(月に1度くらいの割合でマニュアルで)。
ただし、Google+は無料で無制限で使うためには、画像サイズを2048pxまで落とさなければなりません。そのため、完全なバックアップにはなりえず、保険的な意味合いが強いです。画像のリサイズは、設定をしておけばアップロード時に勝手にやってくれます。

(eye-fiでは、オンライン写真共有サービスへの転送が1ヶ所しか指定できません。本来は、flickrとGoogle+の両方に自動アップロードできればベストなのですが。。。)

次に、こちらも月に1度くらいの割合で、自宅の(5)ネットワークハードディスク(NAS)と(6)外付けHDDにバックアップします。この辺りも自動化できますが、まだやってません。。。

構成はいままでと全く同じではあるのですが、年間24ドル(2400円くらい)が不要になるので、その分のコストが浮いたことになります。Sugarsyncの料金はかかりますが、それは写真以外にも様々なファイルをバックアップ・同期する目的なので、写真の保存だけにかかってる費用ではありません。


本当はPCのローカル以外に、あと1つだけ保存しておけばよいというのがバックアップ体制としてはベストだと思うのですが、どれをとっても一長一短。Google+は共有機能が最も優れていてもはや手放すことができないけど、無料で使うにはサイズを落とさないといけない。flickrはフルサイズのダウンロードは可能ですが、アップした写真を一括ダウンロードする機能が存在しない。Sugarsyncは、何も考えずにバックアップを自動的にとってくれますが、共有が簡単でなかったり容量が不足したら追加の料金が高い。などなど。

一時、ポゴプラグの導入も考えましたが、データの転送が遅遅と進まなかったりしたので、それ以来、数年間、試していないです(いまは少しは状況が変わってると思いますが)。

結局、今回のflickrの件もそうですが、ウェブサービスの場合、手軽さはあるものの、企業の方針変更でサービス内容が大きく変わってしまうというのは一つのリスクです。そうなると、HDDへのバックアップはやめられなかったりするわけです。

写真を含めたファイルのバックアップ体制の最適化は、長年の大きな課題です。。。

2013年5月20日月曜日

中古マンションを購入してリノベーション


このたび、中古マンションをリノベーションすることになりました。
二人目の子供が生まれたこともあり、ここ数年あたためてきた構想を実現した形です。

昨年の夏くらいから具体的に探し始めて約半年。
4月に引き渡し(購入)が完了し、GW明けから工事を着工しました。
結婚してからは東京で生活をしていましたが、リノベーションが終わった段階で、自然の多い神奈川県で新たな生活を迎えることになります。

住まいについては、ほんとうに色々な考え方があると思っています。
賃貸の身軽さもあると思いますし、地面のぬくもりを感じる戸建ての魅力もあると思います。
夫婦で住宅系の媒体に関わっていたこともあって、住まいについてはとても多くを考えてきました。

なぜ中古マンションを購入したのか?

ノマド的な仕事をしている僕が中古マンションを購入した理由は、主に3つに集約できると思います。
  • 家族と過ごす時間や空間を充実させたい
  • 自然を感じながら明るく暖かな住まいで暮らしたい
  • 日常の家事を効率よく、かつ楽しめるようにしたい
そのため、間取りや設備をカスタマイズして、自分たちなりの空間を作る手段として、中古物件の購入という選択をしたということなのです。

これまで家族で色々なところに出かけて様々な経験を共有する中で、あそこのあれは良かったよねというものがいくつかありました。今回のリノベーションではそこからいくつかの要素を取り入れています。

具体的には
  • 子供部屋を広くとって子供が小さいうちには皆で雑魚寝をする
  • 自然の床材を導入して木のぬくもりと香りを感じる
これらは必須の要素として建築士の方に提示しました。
結果的に開放的、かつ回遊性が高まって、どこにいても家族の存在を感じられるプランにまとまりました。

自分たちの希望を実現すべく、建築士や担当の方と中期的なプロジェクトとして実施しています。

ノマド的な生活をしている人たちにとっては、自宅での過ごし方はとても大切な要素だと思います。
このブログでも、住まい選びのプロセスや考え方など、少しでも参考になるノウハウをご提供できればと考えています。

2013年5月10日金曜日

iPad用BluetoothキーボードLogicool TK710を今さらながら導入

今更ですがLogicoolのTK710を導入しました。

 
昨年の秋に発売されたもので、利用をしていない時はiPadとくっつけて、まるでノートPCのような見た目になるのが特徴です。タブレットがいよいよPCの代わりになるのではないかと巷で言われていますが、TK710はまさにその可能性を感じさせてくれるつくりになっています。
こんな感じにキーボードと密着させて、ノートパソコンのように。



そもそもなぜiPad用のキーボードが必要なのか?

原稿やメールの作成など、文章作成に集中する環境を作るという問題意識を強く持つようになりました。

文章の構成や組み立てを考えることに集中して、アウトプットの質と量を高めるのが狙いです。普通のPCで作業をしていると、調べ物の途中でWebをみてしまったり、メッセで呼ばれて仕事を中断しなければいけなかったりと、多機能ゆえの難しさも感じていました。

そこで、普段は何かを「見る」「読む」ためだけに利用していたiPadに着目したのがきっかけです。
文章を作成することに特化したポメラみたいな感じをイメージしたというのが正しいかもしれません。


どんなシーンで活用する?

いま考えているのは、主に文章を作成する仕事です。
メールの作成・返信やブログ執筆(原稿執筆)が喫緊の課題です。それ以外にも、HTMLやCSSのコーディング業務もiPadでこなせないかと考えています。

こうした業務はひたすら文字を入力する作業と言えますが、頭の中で構成を組み立てながら遂行しなければなりません。

構成を組み立る作業は、クリエイティブな仕事であると同時に、集中力が求められます。そのため、PCで色々な中断の要素が入ると、仕事のクオリティの悪化にもつながりかねません。
そこを改善したいというのがそもそもの目的だったわけです。



溝にiPadを立てて使います


TK710の良いところ

実際使ってみると非常に便利。
僕自身、この手のキーボードは初めてなので他との比較ができないのが残念ですが、通常のPCに文字を入力してるときのように違和感なく利用できました。

実際に使ってみて良かったところは・・・

◎Bluetoothが遅延なく使える。まあ、当たり前ですが・・・

◎キーボードのショートカットキーが豊富(ホームボタンなど便利)

◎手に馴染むフィット感。ちょうどいいサイズ

◎マグネットによる密着具合が良い。ノートパソコンのようなコンパクトさは侮れない

◎薄いので従来のiPadケースにも入る。ただし、ぱつぱつ。格好良いMacBook Air用のケースでも購入しようかな。

◎縦においても大丈夫。安定性もあって、Evernoteでの原稿書きやメール作成など、テキスト入力画面を広くとりたいときに良い。
縦置きも大丈夫。一度だけ、うまくはまらずにiPadが倒れてしまいましたが・・・


使ってみての時の課題

ただし、いくつかの課題もありました。

・Macのキーボードに慣れない。これは私個人の問題ですが、普段はWindows用のキーボードをつかているので、独特の配列に正直まだ戸惑っております。まあ、慣れの問題です。
・iOSの辞書がGoogle日本語入力なみの力量にアップすれば・・・
・アプリごとにショートカットキーを設定したい

最後の二つは、キーボードの問題というよりも、iOSの課題です。
キーボードを使わなくてもよいのがiPadの良さであるので、そもそも亜流の使い方ではあるのは認識しているのですが、今後の改善に淡い期待です。


2013年5月7日火曜日

乱雑になりがちなスマホ充電ケーブルをコンパクトにまとめる「Sumoケーブルホルダー」

スマートフォンやタブレットの「充電ステーション」をみなさんはどのように確保しているでしょうか?専用のボックスを購入するのもひとつの手ですが、設置の場所を選んでしまいます。どこでも置けてコンパクト、さらにデザインもすっきりしたBlueloungeの「Sumoケーブルホルダー」をご紹介。



昨年末に我が家では、模様替えに伴いスマートフォンやタブレットの充電ステーションを移動することになりました。その結果、だらだらと充電ケーブルがたれ下がっているだらしのない状態が続くことに(それまでは、私が作業用に使っていたデスクの上に専用の場所があったのですが、アトリエにそのデスクを移したため)。

私のiPhone、iPad、Kindleと、妻のAndroidを充電するのに都合の良い場所に移動し、ケーブルを2本(iPhone&iPad用+Android用)置いたのですが、スッキリとまとまりません。ケーブルが床に落ちて、下の子がハイハイしているうちにそれらを口に入れてしまう危険性があったため、早急な対応に迫られました。

そこで見つけたのがSumoケーブルホルダーです。
構造は非常にシンプル。
ケーブルを挟んで、台に固定するだけ。


最近では、充電用のボックスもありますが、デザインに優れたものはだいぶ高価で場所もとってしまうデメリットがあります。sumoは場所を選ばず、シンプルなので、簡易の充電ステーションを作るのに調度良かったです。

きっりちとしたステーションを作るのも素敵なのですが、我が家では様々なサイズのデバイスを利用しているため、単にケーブルを置いてそのまま簡単に差し込めるような状態にしておいたほうが都合が良かったりするんです。

価格面でもう少し値頃感が出ればという感じはしますが、大量に出る商品ではないので致し方ないか…












2013年3月13日水曜日

【書評】WIRED 特集 未来の会社~これからの「働く」を考える


ワイヤードの最新号で「未来の会社~これからの『働く』を考える」 が特集されていました。「働く」ことについて、これからの社会で必要なマインドセットがまとめられています。

私が感銘をうけたのは、メディアセオリストのダグラス・ラシュコフ、oDesk CEOのゲイリー・スワート、Pinboard創業者のマチェイ・チェグロフスキへのインタビューをもとに執筆された記事です(あまり日本では取り上げられることの少ない3名ですね)。

社会があたりまえと考えているような単線的なライフストーリーではなく、自分がどう生きたいのか、そのためにどんな働き方をしたいのかを軸に据えて、働く側の意志によって仕事やキャリアをコントロールしていくことが大切だと説いています。

本書でも随所で事例が掲載されていますが、自分の価値が市場や産業によって一方的に決められるのではなく、自分が何ができるか、何をしてきたかという視点で価値づけられる働き方が実現しつつあります。

個人的な感想としては、優秀な人ほどそういった働き方を実践しているように感じていますが、企業も今後そういう人たちにアピールするために、自分たちの価値観やミッションを積極的に提示して、そこで働くことのメリットを提示していく必要に迫られてくるでしょう。

本誌では、Facebook、サムソン、AOL、Squareなどのテック系企業のオフィスデザインを担当してきたSTUDIO O+Aが紹介されています。ここ数年、「オフィスというものを自社の文化や価値観を表象するための表現とする傾向」が目立ってきていると言います。

STUDIO O+Aは、上司の目が行き届くところに部下のデスクを配置するような管理型のオフィスではなく、生活の一部としてオフィスが溶け込んで、クリエイティブな発想が生まれてくるような空間を積極的に作り上げています。

そう考えると、働き方の大きな変化は、フリーランス(個人)、中小企業、大企業を問わず、社会全体がその影響を受けることになるでしょう。

これまでは、ノマドvs会社員というように、それぞれをまったく価値観の異なる次元と捉えられることが多かったように思います。そのため、両者の議論はどこかかみ合わず、感情が入り混じった言い合いになる場面も見て来ました。

しかし、会社員とノマドは働く形態の違いこそあるものの、自分自身でキャリア形成や仕事をコントロールしていくことを主眼に置いているのであれば、十分に共存/共闘しあえるのではないかと日々感じています。逆にノマドを気取っていても、他者に働き方を規定されてしまっているようであれば、もう一度キャリア形成を考えなおしたほうがいいでしょう。

本書では新たな価値観や理念が提示されていますが、欲を言えば「働き方」に関してもう少し具体的な事例があったらなというところでしょうか。最近は将来の仕事や働き方についての議論が、ときにセンセーショナルに語られることも多いですが、決して煽られず、自分にとって何が大切かを今一度考え直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか?

ちなみに、この本を買うと同誌のPDF版がウェブ上で無料でダウンロードできる特典がついてきます。iPad、iPhone、Kindle Fireなどで閲覧できます(私も就寝時にiPhoneで記事を読みました)。

2013年2月22日金曜日

朝日新聞デジタル スマホ・タブレット版紙面ビューアを試してみた

朝日新聞デジタルの紙面ビューアが、スマートフォン・タブレットにも対応しました。日経新聞電子版のように、新聞のレイアウトのままで記事を閲覧できるようになりました。

タブレットやスマートフォンでは必ずしも紙面で閲覧するのが見やすいというわけではないのですが、そのメディアが持つ視点(perspectives)が一目瞭然というメリットもあります。見出しの大きさやレイアウトによって、その新聞の立ち位置がはっきりしてくるためです。

そこで、今回はスマートフォンとタブレットで紙面ビューアを試してみました。

スマートフォン~iPhoneの場合

閲覧環境はiPhone4S、OSは相変わらずiOS5.1.1です。
結論から言うと、紙面の雰囲気を味わえますが、画面の制約上、読むのが困難という印象。紙面ビューアモードではなくて、結局は通常のテキストモードでの閲覧が良さそうだという判断に。


アプリを開くと最初に「24時刊」(意味が分かりづらいですが、要は最新ニュース)が表示されるので、フッタの「紙面」をクリック。



その日の一面が表示されます。
うーん、この大きさだと見出しを読み取るだけで精一杯か。



紙面ビューアで記事をタップするとその部分が強調表示されます。



強調表示された状態で、タップすると通常の記事モードに。



ちなみに、紙面ビューアでピンチして拡大するとこんな感じ。
Retina対応していないようで、文字がにじんでしまうのが残念。
また、どうしても閲覧性が落ちてしまうので、この状態で読むのは大変だなという印象。



アプリのトップでフッタの「ページ一覧」をクリックすると、ページ一覧が表示されます。


タブレット~iPadの場合


閲覧環境はiPad3、OSは性懲りもなくiOS5.1.1です。
こちらも結論から言うと、iPadなら紙面ビューアが活用できると思いました。ただ、Retina対応がなされていないため、拡大すると文字がにじんでしまうのが残念。気にしない人もいるかもしれませんが、文字がぼやけて目が疲れます。iPad miniなど、小型のタブレットだとまた違う印象かもしれませんが。


基本操作はスマートフォン版と一緒なので割愛。紙面ビューアを開くとここにこんな感じで表示されます。スマートフォンでは確認しづらかった小見出しまで十分に視認できます。



記事をタップすると拡大&強調表示されます。ここまでくるとタブレットでも十分に読めますね。
ただ、こちらもRetina対応ができていないようで、文字がにじんでしまっています。



強調表示の状況でタップすると通常のテキストモードに移行します。
普通に見る分にはこれが一番見やすいかもしれません。ただ、テキストモードの場合、リード文と本文が同じようになってしまっていて、分かりづらい印象があります。



紙面一覧。だいぶ見やすくなってはいますが、やはりRetina対応が望まれます。文字がはっきり見えれば、紙面一覧からある程度、めぼしいページを検出しやすくなると思われます。


紙面ビューアがタブレットで見れるようになったことで、気軽に新聞を見れるより身近なものになった感じがあります。iOS5.1.1ではアプリの挙動が不安定なことが残念ですが、問題なく読むことができました。紙面の閲覧性はそのままに、コンパクトになって目当ての記事を簡単に読みたいときに便利です。

私は、朝刊のみの購読で、キャンペーンで半年間縛りの月額500円というプランに変更しました。
過去1年分の新聞記事が検索・閲覧できるので、話題のテーマについて流れを追いたい、もっとくわしく知りたいという時に威力を発揮します。例えば、「ネット選挙」の議論の経緯を知りたい、「アベノミクス」の意味を理解したいという時には、そのキーワードで検索することで概要を把握することができます。

新聞不要論も叫ばれている中ですが、これからも新しい活用方法が見つかったら随時ご紹介したいと思います。



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