2011年5月26日木曜日

Chrome用Evernote拡張機能アップデートで新聞スクラップがもっと簡単に


Chrome用のEvernote拡張機能がアップデートされました。
今回のリニューアルでは、UIの改善など見た目の変化もありますが、やはり大きいのは「記事をクリップ」が加わったことではないでしょうか。

従来はブログをクリップしようとしても、サイドバーやヘッダなど「不要」な情報も合わせて保存するか、必要な部分だけを手動で選択してから保存するしかありませんでした。

それが今回のアップデートによって、手動で選択する手間が省けて、本文部分のみを自動的に検出してくれるように改良されたのです。

昨年来、このブログでは「日経電子版は「電子スクラップ」を日本史上初めて可能にした」「日本経済新聞 電子版をEvernoteにスクラップする方法」など、新聞の電子スクラップについて紹介してきました。

しかし、手動での範囲指定は積もり積もるとそれなりの手間になる上、範囲指定ミスによる漏れが発生するリスクもありました。そこから解放されたのはとても大きな意味があります。

気になるのは、自動でちゃんと記事を抽出してくれるかというところ。
実際に本誌の記事を提供している「日経電子版」「朝日新聞デジタル」で試してみました。


Chrome用Evernote拡張機能をインストールすると、右上にクリップ用のボタンが表示されます。記事をクリップするにはこれをクリックします。


まずは、日経電子版のスクラップに挑戦します。クリックをすると右上部分に小窓が開きます。「記事をクリップ」を選択すると、自動的に記事を抽出。その部分が明るく浮き出るように表示されます。問題なければ、「記事をクリップ」をクリックします。画像と本文ともに、問題なく保存されました。


↑Evernoteのウェブアプリでノートを開いてみたところです。
ちなみに、私の場合、Chromeのオプション「クリップスタイル」「スタイルを利用しない(プレーン)」を選択しています。これは、保存する際に、htmlタグなど余計な部分を保存しないようにするため。そうしないと、iPhoneで文字が極端に小さくなったりしたことがあったためです。ただ、今回、「全てのスタイルを保持する」を選択してやってみましたが、iPhoneの表示は問題なかったです。


↑引き続き、先日リリースされたばかりの「朝日新聞デジタル」で電子スクラップに挑戦。やり方は同じです。綺麗に本文が抽出されました。しかし、以下のノートでも分かるように、本文に表示されていたイラスト(画像)がノートにクリップされていません。そこが一つ残念なところ。ただし、手動で範囲をしていてクリップした場合にはちゃんとイラストもクリップされました。



最近ではInstapaperやRead it Laterなど、主要本文だけを綺麗に抽出して保存してくれるサービスが次々に出ていたので、Evernoteもいつかは・・・と思っていましたが、早めに実現してくれたのはうれしい限り。

現段階ではChromeの拡張機能のみのリリースですが、今後、Firefoxの拡張機能やIEのブックマークレットにも同様の機能が付与されるのではないかと思われます。

2011年5月25日水曜日

iPhoneのブックマークレットに登録したい5つのサービス

iPhoneにブックマークレットを登録しておきたい5つのサービスを紹介します。

ブックマークレットをブラウザの「お気に入り」に登録することで、特別なアプリを使うことなく、気になる情報をSafariから迅速にクラウドサービスorソーシャルサービスに保存・転送できるようになります。

私がブックマークレットに登録しているのは以下のサービスです。
  • Twitter
  • はてなブックマーク
  • Evernote
  • Amazon ほしい物リスト
  • Remember the Milk

iPhoneでブックマークレットを登録する
ブックマークレット用のjavascriptコードを具体的に紹介する前に、iPhoneでブックマークレットに登録する方法をまとめておきます。

↑最初にどこでも良いので、サイトをお気に入りに登録します。

↑分かりやすいようにタイトルを入力しておきましょう。そして、「完了」をクリック。

↑お気に入りに登録する段階ではURLを変更することはできません。そのため、ブックマークの「編集」を行います。

ブックマークレット用のjavascriptのコードをURLの欄にペーストします。そして「完了」
これでブックマークレットの登録は終了です。

実際にブックマークレットを使ってみましょう。
↑気になった記事があったら、お気に入りをクリックして先ほど登録したブックマークレットをクリック。

↑はてなブックマークの例。このようにはてブに登録する画面が自動的に立ち上がるので、必要な項目を入力して「追加」をクリックします。

これではてブへの転送が完了です。
はてなブックマークのように、iPhone用のブックマークレットを公開しているサイトもありますが、以下で紹介するサイトの中にはPCのブックマークレットをそのまま使っているものもあります。しかし、基本的な流れは一緒ですので、以下のブックマークレットを登録して実際に使ってみましょう。


ブックマークレットURL

はてなブックマーク
ブックマークレットをクリックすれば、iPhoneから即座にはてブにブックマークを追加することができます。iPhone用に最適化されていて使いやすいのが特徴です。
javascript:(function()%7Bif(window.BTouch)%7BBTouch.Let.loadBookmarklet();%7Delse%7Bvar%20d=new%20Date;var%20s=document.createElement('script');s.type='text/javascript';s.charset='utf-8';s.onload=function()%7BBTouch.Let.loadBookmarklet();%7D;s.src='http://b.hatena.ne.jp/js/BTouch.js?d='+d.getFullYear()+d.getMonth()+d.getDate();document.body.appendChild(s);%7D%7D)()

Evernote
PC用のブックマークレットをそのまま活用します。ブックマークレットをクリックすると、ページの右上にクリップ用の小窓が起動します。
javascript:(function()%7BEN_CLIP_HOST='http://www.evernote.com';try%7Bvar%20x=document.createElement('SCRIPT');x.type='text/javascript';x.src=EN_CLIP_HOST+'/public/bookmarkClipper.js?'+(new%20Date().getTime()/100000);document.getElementsByTagName('head')%5B0%5D.appendChild(x);%7Dcatch(e)%7Blocation.href=EN_CLIP_HOST+'/clip.action?url='+encodeURIComponent(location.href)+'&title='+encodeURIComponent(document.title);%7D%7D)();

Amazon なんでもほしい物リスト
PC用のブックマークレットをそのまま活用します。アマゾン以外のサイトを見ているときに、「なんでもほしい物リスト」を利用できます。ブログなどで気になる商品が紹介されていたら、iPhoneから簡単にほしい物リストに登録することができます。
javascript:(function(){var%20w=window,l=w.location,d=w.document,s=d.createElement('script'),e=encodeURIComponent,o='object',n='AUWLBookjaJP',u='http://www.amazon.co.jp/wishlist/add',r='readyState',T=setTimeout,a='setAttribute',g=function(){d[r]&&d[r]!='complete'?T(g,200):!w[n]?(s[a]('charset','UTF-8'),s[a]('src',u+'.js?loc='+e(l)+'&b='+n),d.body.appendChild(s),f()):f()},f=function(){!w[n]?T(f,200):w[n].showPopover()};typeof%20s!=o?l.href=u+'?u='+e(l)+'&t='+e(d.title):g()}())
Twitter
Twitterでシェアしたいページが見つかったら、タイトルとリンクが記載された形でツイート画面が表示されます。
javascript:(function(){window.twttr=window.twttr||{};var D=550,A=450,C=screen.height,B=screen.width,H=Math.round((B/2)-(D/2)),G=0,F=document,E;if(C>A){G=Math.round((C/2)-(A/2))}window.twttr.shareWin=window.open('http://twitter.com/share','','left='+H+',top='+G+',width='+D+',height='+A+',personalbar=0,toolbar=0,scrollbars=1,resizable=1');E=F.createElement('script');E.src='http://platform.twitter.com/bookmarklets/share.js?v=1';F.getElementsByTagName('head')[0].appendChild(E)}());
Remember the Milk
タスク管理サービス。PC用のブックマークレットを活用します。ページの右上に小窓が立ち上がりますので、ブラウジング中にタスクが発生した場合に利用できます。
javascript:(function()%7Bh='www.rememberthemilk.com';p='/services/ext/addtask.rtm';if(window.getSelection)%7Bd=window.getSelection();%7Delse%20if(document.getSelection)%7Bd=document.getSelection();%7Delse%20if(document.selection)%7Bd=document.selection.createRange().text;%7D;cp='http://'+h+p+'?d='+encodeURIComponent(d)+'&t='+encodeURIComponent(document.title);w=window.open(cp,'addwindow','status=no,toolbar=no,width=475,height=260,resizable=yes');setTimeout(function()%7Bw.focus();%7D,%20500);%7D)();
iPhone用のブックマークレット以外でも、基本的には動作します。その他にもブックマークレットを提供しているサイトがありますので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか?

2011年5月23日月曜日

ノマドワーカーなら絶対に欠かせない11のサービス

今回はオンラインでのコラボワークを行う際に活用したいサービスの紹介です。
共同でプロジェクトを進めるノマドワーカー、小規模のインターネットサービス提供会社、ネットワークの強化を図りたいNPO/NGO、結婚式の二次会の企画を頼まれた幹事など、低予算でコラボレーションを図りたいときに欠かせないベーシックな11のサービスです。

Skype
http://www.skype.com/
ユーザー同士で無料のインターネット通話を行う場合に使える定番中の定番サービスです。音声通話だけでなく、ビデオ通話もできるので顔を付き合わせながら打ち合わせをすることも可能です。グループ通話で、複数のメンバー同士で打ち合わせをするのに欠かせないツール。

最近ではスマートフォン用Skypeアプリも提供されているので、いつでもどこでも世界中の人たちと会話できるようになりましたね。ちなみに、一般の電話にも格安でかけられるSkype outというサービスも提供しています。


Googleドキュメント
http://www.google.com/google-d-s/hpp/hpp_ja_jp.html
オンラインで使えるオフィスツールです。MicrosoftのWord、Excel、PowerPointに対応したサービスを無料で使うことができます。このサービスの魅力は、オンラインでリアルタイムにドキュメントの同時編集ができること。編集されたそばからドキュメントが更新され、プロジェクターやホワイトボードを使わなくても、内容を共有することができます。

例えば、会議の際、議事録をGoogleドキュメントに記入していきます。そうすれば、間違いがあったとき、あるいは誤解を生む表現があった際に、その場で皆で確認して、必要に応じて修正することができます。

かつてはメモ帳に議事録を書いて、メールで共有するということが行われていました。議事録の担当者がローカルのメモ帳に記録して、後から共有する。それは、単に紙での作業がデジタルに置き換わっただけで、クラウドの強みである「リアルタイム性」はありませんでした。

私もこのサービスを5年以上使っていますが、その便利さを日々実感しています。


Googleカレンダー
http://www.google.com/calendar
言わずと知れたGoogle提供によるスケジュール共有サービス。Googleアカウントを持った相手とスケジュールの共有が行えます。プロジェクトの会議や打ち合わせのに参加者する人の空き時間を確認したり、それをもとに相手を招待することができます。


Googleグループ
https://groups.google.com/
Googleが提供するメーリングリストサービスの一種です。プロジェクト内部でメーリグングリストを作成したい場合に、Gmailアカウントさえ持っていれば、GoogleカレンダーやGoogleドキュメントなどの一連のサービスとシームレスに活用することができます。


Dropbox
http://www.dropbox.com/
ファイルの共有や受け渡しをするのに最適なサービスです。2GBまで無料で使うことができます。プロジェクトで使うドキュメントの共有や、容量の大きなファイルの受け渡しなどに活用できます。

Dropboxの良い点は、

  • フォルダ単位で共有設定ができる
  • バージョン管理ができるので、以前の版のファイルもチェックできる
  • 共有するファイルの種類に制限がない

iPhoneやAndroidのアプリも出ているので、PCがなくてもファイルの中身をチェック出来ます。


Sugarsync
https://www.sugarsync.com/
Dropboxは「共有」を目的として作られたものですが、Sugarsyncは(どちらかというと)ローカルファイルのバックアップサービスとしての意味合いが強いものでした。

ただし、最近では共有機能が充実したため、Dropboxとほぼ同じような活用ができるようになりました。

Sugarsyncはバージョン管理はないものの、一旦削除したファイルでもアーカイブしてオンラインに保存しておく機能があります。万が一、誰かがファイルを間違って消してしまったというときでも、すぐに復活できるという安心感があります。

共有を目的に使うなら、Dropboxの方が個人的には手軽な印象がありますが、無料の範囲が5GBまでとDropboxよりも強みもあります。


Cacoo
http://cacoo.com/
DBの設計図や、ワイヤーフレーム(サイト構成案)の作成・共有に便利なツールです。共同編集もできますし、なにしろ特別なソフトをインストールしなくても皆で活用できるのがこの種のクラウドサービスのメリットです。


Mikogo
http://www.mikogo.com/
デスクトップ画面の共有サービス。
遠隔で打ち合わせをする際に、自分のデスクトップで実際の操作を見せながらプレゼンをしたいというケースがよくあります。リアルで対面をしているときは、PCモニターを一緒に見たり、プロジェクタに投影して画面を共有できますが、遠隔ではそうはいきません。若干、動作が軽快じゃないこともあるものの、Mikogoを使えば自分の画面をオンラインで共有することができます。打ち合わせやプレゼンの時に便利です。


PowerPint 2010
PowerPoint2010から実装されたBroadcast Slideshowというマイクロソフト社のサービスです。これはPowerPointを使ったプレゼンをオンラインで可能にしてくれます。スライドをめくったりする動作が、相手のパソコンでもリアルタイムで見ることができます。liveアカウントが必要なのと、音声は送れないというデメリットもありますが、マ社のネイティブアプリという安心感があります。
参考:http://www.howtogeek.com/61998/how-to-share-your-presentation-using-powerpoint-2010-through-the-web/


unfuddle(英語)
http://unfuddle.com/
ウェブサイトをリリースする際に、事前にバグチェックを行うと思います。事前に用意されたテスト項目をもとに、チーム内部でバグがないか実際に検証します。そこでなにか問題が見つかった際、バグ報告をメールでやるケースも多いと思います。しかし、それでは、色々なメールと混同してしまうのと、どのバグが修正済みで、誰がボールを握っているのかを把握するのが困難です。

unfuddleはそんなバグチェックを効率的に行ってプロジェクトを効率的に管理するためのツールです。多くのユーザーで利用する場合は有料ですが、利用する価値はありそうです。iPhoneアプリもあるため、外出先で自分が報告したバグの修正の進捗具合や、自分にアサインされたタスクのチェックなども行えます。


backlog


国産のバグトラッキングツールで、unfuddleと似た性格を持ちますが、こちらはガントチャートを自動的に作成してくれるオリジナルのサービスなどもあります。日本のユーザーに馴染みやすいインターフェイスで、プロジェクトの進捗管理を効率的に行うには最適でしょう。ただ、こちらも機能限定版のみ無料で、それ以外は有料です。


30days Album
http://30d.jp/
オンラインで画像を共有するためのサービスです。オンライン写真サービスにはflickrなど、グローバルなサービスもありますが、複数の画像を一気に共有することが難しいのが実情です。その点、このサービスはアルバムを作成・共有すれば、複数枚の写真を一括でダウンロードできるという強みがあります。

イベントが終了した後に、撮影した写真を共有するシーンで使えそう。無料でもアルバムを3つ(保存期間は30日)まで使えます。

2011年5月20日金曜日

【書評】『facebookデザインブック』 facebookを自分好みに簡単カスタマイズ


先日発売された『facebookデザインブック』のご紹介です。Facebookのファンページをカスタマイズして、自分好みのデザインに仕上げるための具体的なノウハウが詰まった一冊です。


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早乙女拓人 清水豊 杉浦哲也 吉岡豊

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最近では、Facebookを紹介する本が書店にあふれています。
アカウントの開設や基本的な使い方を紹介したもの、ビジネスでの活用方法やマーケティングの具体例を紹介したもの、はたまたFacebookの内幕を描いたものなど、実に多くが出版されています。

本書は多くのFacebook本の中でも異彩を放っています。
ファンページのデザイン手法から、各種ウェブサービスとの連携方法まで、技術的な観点からではなく、一ユーザーとして使いこなせるレベルまで噛み砕いて、丁寧に説明してくれています。


大手企業の成功事例ばかりが取り上げられているのを読んで、「なんだかなあ」と思っていた人も、これを読めば個人が具体的にFacebookを活用するアイデアが浮かんでくるのではないかと思います。

私はFacebookを各種ソーシャルサービスの「おまとめサイト」として活用していますが、本書ではFacebookを通じてウェブ上での自分の活動を公開していく手法がたくさん紹介されています。

Facebookでこんな簡単に色々なことができるとは僕も初めて知りました。Facebookのネットワークが少しずつ広がってきて、これからどうやって深彫りしていくか思い悩んでいる方も多いと思いますが、そういう時にこそ読んでみたい一冊です。
<目次>
Chapter 1 facebookページを作ってみよう 入門編
  • Sec. 01 まずはfacebookページを作ってみよう!
  • Sec. 02 実は新しくなったfacebookページ 
Chapter 2 はじめにやってみよう 入門編
  • Sec. 03 基本データはしっかり書き込む
  • Sec. 04 プロフィール写真とアイコンをカスタマイズしよう
  • Column アイコンを最初から考えてプロフィール写真を作る
  • Sec. 05 サイドメニューを分かりやすくする
  • Sec. 06 ページオーナーの顔を見せることで効果アップ
  • Column facebookページも1つの人格?
  • Column facebookページのカテゴリ一覧
  • Sec. 07 ウォールの記事をデザインする
  • Column 便利なURLとショートカット一覧
  • Sec. 08 ウォールの写真サムネイルの面白い使い方
  • Column facebook広告で自分のページを宣伝 
Chapter 3 iFrameでfacebookページをもっと見栄えよく 中級編
  • Sec. 09 facebookでiFrameを使うには?
  • Sec. 10 いちばん簡単なiFrameの使い方
  • Sec. 11 複数画像を並べてもっと表現豊かに
  • Sec. 12 マウスオーバー・ナビゲーションで差をつける
  • Sec. 13 タブ切り替えでコンテンツ推移
  • Sec. 14 ページ内に「いいね!」ボタンを設置する
  • Column 「いいね!」ボタンについて
  • Sec. 15 動画、Flashを表示する
  • Sec. 16 jQueryを使ったインタラクティブなコンテンツ(1)
  • Column jQueryとは?
  • Sec. 17 jQueryを使ったインタラクティブなコンテンツ(2)
  • Sec. 18 iFrame活用事例(1)
  • Column 友達の「いいね!」が広告になるスポンサー記事 
Chapter 4 iFrameを使いこなそう 上級編
  • Sec. 19 Twitterタイムラインを表示してみよう
  • Column SmartTweetsを使ってみる
  • Column facebookの投稿をTwitterに流す
  • Sec. 20 問い合わせフォームを設置してみよう
  • Sec. 21 YouTubeを埋め込む
  • Sec. 22 もっとアニメートされた写真スライドショー
  • Sec. 23 facebookページ内にシェアボタンを設置する
  • Column 自分の「いいね!」を記録する
  • Sec. 24 メルマガ購読フォームを設置する
  • Sec. 25 zenbackで情報をまとめて表示
  • Sec. 26 いいね!会員限定コンテンツの作り方
  • Sec. 27 Googleサービスを利用する(1)
  • Sec. 28 Googleサービスを利用する(2)
  • Sec. 29 外部サイトでもアピールする
  • Sec. 30 iFrame活用事例(2)
  • Column その他の使えるサービス 
Chapter 5 便利なアプリの活用方法 上級編
  • Sec. 31 使うしかない! 便利なfacebookアプリ
  • Sec. 32 facebookページでOfficeファイルを表示させる
  • Sec. 33 facebookページでアンケートを取る
  • Sec. 34 レビュー機能を使ってみる
  • Sec. 35 FAQを設置して親切感アップ
  • Sec. 36 独立したTwitterページを作ってみる
  • Sec. 37 ブログをfacebookページに表示する
  • Column 気軽に写真ブログを表示するiPhoneアプリ「Instagram」
  • Sec. 38 写真を並べる&更新も随時したい
  • Sec. 39 リアルタイムで動画中継しよう
  • Sec. 40 動画アルバムをきれいに見せたい
  • Sec. 41 ブログ記事をウォールに流す
  • Sec. 42 アプリ活用事例
  • Column インサイトでユーザー動向をチェック 
Chapter 6 FBMLでできたこと
  • Sec. 43 まだ使える!FBMLの便利ワザ
  • Appendix 1 facebookの基本操作
  • Sec. 01 facebookにアカウント登録しよう
  • Sec. 02 友達を作ろう!
  • Sec. 03 友達とコミュニケーションを取ろう
  • Column 有名人のfacebookページに登録する
Appendix 2 facebook用語集

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2011年5月18日水曜日

Amazonほしい物リストを買い物メモとして活用する<実践編>

前回の<思想編>ではアマゾンの「ほしい物リスト」でウィッシュリストを管理する意義について紹介しました。そのポイントは(1)データ管理の一元化と、(2)どんな環境でもリストを参照できる環境にありました。アマゾンの「ほしい物リスト」は、PCとiPhoneの組み合わせで使うことで、クラウドの理念を最大限に活用することができます。

しかし、いざ実践しようとするときに、ほしい物リストへの登録が面倒だったら長続きしません。(どんなことでもそうですが、いくら理念がしっかりしていても、実践が「苦行」であってはモチベーションはなかなか維持できません。)

そこで今回は、PCとiPhoneを活用して「ほしい物リスト」を運用する方法をご紹介します。


ワンクリックでリストに簡単追加
とにかく、気になる本を見つけたら、「ほしい物リスト」に追加する習慣をつけておきましょう。「絶対に買う」というレベルではなくても、気になった本をとりあえずリストに入れておくのがおすすめです。

私が欲しい本を見つけるシチュエーションは
  • ブログで本が紹介されてるとき
  • TwitterのTLで誰かが本をお勧めているのを見たとき
  • オンライン書店でおすすめされているのを見たとき
  • 新聞の読書欄をチェックしているとき
  • 新聞の広告欄で新刊を見つけたとき
  • 書店で本を探しているとき
PCが使える環境であれば、ネットで探してその場でリストに追加、そうでない環境であればiPhoneを活用するようにしています。

(1)PCのブラウザから登録する
PCが使えるなら、リストへ追加の作業はとても簡単です。

↑アマゾンのサイトで商品を探して、「ほしい物リストに追加する」ボタンをクリックするだけ。最近では、ブログで本を紹介しているとアマゾンへのリンクが付いてることが多いので、目的のページにすぐに辿り着くことができたりします。

また、アマゾンでは、ほしい物リストに楽天などの他のサイトの商品を登録できる「なんでもほしい物リスト」という機能があります。

その場合は、ブックマークレットや拡張機能を使います。いずれもワンクリックで登録が可能です。ウェブを見ているときに気になる本に出会ったら、とりあえずほしい本リストに登録しておくようにします。ブログや新聞の書評サイトを見ているときに忘れないうちにリストへ入れておくと便利です。

↑私はGoogle Chromeの拡張機能を使っています。
ブラウザの右上にアイコンが表示されるので、気になる情報を見つけたら、ここをクリックするだけです。Internet ExplorerやFirefoxでは、ブックマークレットを利用することができます。いずれもワンクリックで登録できます。

↑実際に朝日新聞の書評ページで見つけた本を登録してみたところ。表紙の画像も表示できるので、書店で探しやすいです。

(2)iPhoneから追加する
iPhoneからほしい物リストに登録したいときは、おそらく手元にPCがないときではないでしょうか?そんなときにアマゾンのiPhoneアプリ「フォト検索」を活用するという方法もあります。

「フォト検索」とは、本の表紙を写真で撮影すると、その本を探してくれる機能。新聞や雑誌の書評欄に表紙が掲載されていた場合、それをiPhoneで撮影します。すると、だいたい10秒~20秒くらいで割と正確に探し当ててくれます。そのままアマゾンの詳細ページから「ほしい物リスト」へ追加するボタンをクリックすればOKです。

↑iPhoneの「その他」を選択して「フォト検索」を選びます。

↑本の表紙写真を撮影するとピンポイントで商品を当ててくれます。新聞の広告欄などに掲載されている表紙の写真でもOKでした。

↑商品詳細ページの一番下の「ほしい物リストに追加」をクリックします。

その他にもiPhoneからブックマークレットを使って追加する方法もあります。
この方法については別の記事で紹介したいと思います。


書店でほしい物リストを瞬発活用
リストを作成して書店に出かけたら、実際にiPhoneのアマゾンアプリを起動してみましょう。
書店に出かけたら、iPhoneのアマゾンアプリを立ち上げます。

↑「ほしい物リスト」をクリックすると、これまで貯めてきたリストが表示されます。「なんでもほしい物リスト」で追加した朝日新聞の書評の本も、ちゃんと表示されています。

ただし、残念なのは、PCからリストに追加する際に記入できるコメントの閲覧・編集がiPhoneからはできないこと。これは今後の改善に期待。

とにかく、iPhoneでほしい物リストを見ながら、気になっている本を書店でチェックしてみましょう。

それに、書店で気になる本に出会ったら、その場でアマゾンで検索して、ほしい物リストに追加してもいいでしょう。

↑チェックをしたらリストから削除することもできます。削除するには、しゃっと指を横になぞるようにして「削除」アイコンを表示させます。

※ただし、個人的には、ほしい物リストの中身は削除しません。そのあたりの考えは、また別の記事でお話したいと思います。

とにかく、アマゾンのほしい物リストは、とてもサクサク動く印象があります。一度3G経由で読み込むと、あとはスムーズです。


前回と今回の2回で、PCとiPhoneを活用してリアル書店での時間を有意義に活用するためのTipを紹介してきました。

自分のセンサーに引っかかった本を、その瞬間にウィッシュリストに入れおくことはとても価値があると感じています。その時々の自分の問題意識や関心がそこには詰まっているからです。

そこには、自分が抱えている課題を乗り越えるヒントを与えてくれる1冊が含まれているかもしれません。その1冊と確実に出会えるように、ほしい物リストを活用してみるのはいかがでしょうか?

2011年5月16日月曜日

Amazonほしい物リストを買い物メモとして活用する<思想編>

1年くらい前に書いた記事で、RTMを活用した「欲しい本」リスト作りについて紹介しました。

私の場合、定期的に書店をめぐるのが学生時代からの習慣になっています。せっかく書店に行ったのですから、目当ての本に漏れなく目を通すようにするにはどすればいいか?その方法をこれまで色々と試してきました。

気になる本が毎日数冊くらい出てくるため、リストは膨大になります。さすがにすべてを覚えるのは非効率なのでリスト作りは必須です。書店ではリストをもとに、買うべき本をピックアップしていきます。

そのリスト作りでポイントになるのは

  • リストデータを一元化できること
  • どんな環境でもリストを参照できること

去年まではRTMを利用していましたが、最近はアマゾンの「ほしい物リスト」を使っています。書店でアマゾンのiPhoneアプリを立ち上げて、「ほしい物リスト」の本をチェックしていきます。

アマゾンの「ほしい物リスト」は、その名の通り、欲しい商品を管理できる機能。アマゾンが取り扱う商品だけでなく、楽天など別のサイトで販売されている商品も加えることができるようになりました。

それによって、欲しい本をクラウドで一元管理して効率化することが可能になったわけです。
今回はアマゾン「ほしい物リスト」を活用するやり方を、<思想編><実践編>の2回に分けてご紹介したいと思います。


一元化とクラウド
絶対に購入するとまではいかなくても、どんな内容か気になる本は多いと思います。私は、そういう本は必ずどこかに書き留めるようにしています。なぜなら、その時に気になる本は、その時々の自分の関心や課題を反映しているはずだからです。それが新しいアイデアをもたらしてくれる可能性もあるはずですし、その機会を逃さないためにも記録しておくことが肝心です。

忘れないぞと思っていても、人はメモをしないとすぐに忘れてしまうもの。頭の中においておくだけでは必ずどこかに行ってしまう。もしかしたら、それが自分の課題のヒントを与えてくれる1冊かもしれないとしたら、もったいない話です。

私はこれまでいくつか方法を試してみました。
中学生から大学までは、自分のメモ帳にひたすら書いていくという方法です。中学・高校の時代はPCがなかったですし、私が大学の頃はPCがあっても持ち運べるような物ではありませんでした。メモ帳を何冊も持ち歩くことはしていなかったため、様々なメモが一つのノートに混在してしまい一元化と効率化という点で問題がありました。

アマゾン「ほしい物リスト」のようなウェブサービスは、その課題を解決してくれる一つの有効なツールです。


(1)リストデータの一元化
例えば一部は紙に書いたり、別の一部はPCのメモ帳に保存したり、はたまた携帯メールの中に入っているケースもあったりという状態だと、必要な情報をいざという時にすぐに取り出すことが出来るでしょうか?(余程の記憶力の持ち主でなければ難しいでしょう)

効率的に運用するためには、とにかく一つのものを見ればそこに全て収まっているという安心感(安定感)が求められます。

RTMを使ったほしい物リスト管理も「一元化」には変わりありませんが、大きな欠点がありました。それは、「ほしい物リスト(wishlist)」と「タスク」という異なる性質のものを一つのアプリケーションで管理してしまったことです。「◯◯という本を買う」と決まっていれば「タスク」として管理できるのですが、私はそこにあらゆる本を登録するのでタスク管理アプリが本来の機能を果たさなくなっていきました。

一つのアプリで様々なものを管理できるのは効率的に見えますが、本来的にはそれに特化したものをそれぞれ活用したほうが効率的で管理がしやすいという側面があることに気付きました。アマゾンの場合、ほしい物リストをオフラインでは参照できないというデメリットがありますが、専門特化したアプリで管理することのメリットは使いこなすうちに分かってきました。


(2)どんな環境でもリストを参照できること
自宅PCの「メモ帳」ソフトに保存してローカルにしかデータが存在しないため、外出先でいざという時にそれを活用できなかったという経験をしたことはないでしょうか?

書店でこのような事態に遭遇したと考えてみましょう。忙しい時間の合間にようやく書店に行けたのに、手元にメモを持っていない。自宅のPCのメモ帳に書き記して、なんとなくデスクトップに保存してしまったまま… 記憶をたどりながら手元の携帯電話で探し直してもいいですが、それでは二度手間です。

クラウドを使ったサービスがこれだけ普及した現在では、どんな種類のデータでもオンライン上に保存しておくことがノマドワーカーの間では、ほぼ常態化してきました。iPhoneやAndroidフォンのアプリを活用すれば、PCで保存したデータをいつでも活用できる仕組みが出来上がっているためです。

Evernote、Dropbox、Sugarsyncなどのクラウドサービスが無料(あるいは安価)で一般向けに提供されています。メモ、写真、動画、プレゼン資料にいたるまで、ありとあらゆるデータを、いつでもどこでも参照できる環境が整いつつあります。

欲しい本リストもクラウドに保存しておくべきデータの一つです。
アマゾンの「ほしい物リスト」はクラウドサービスとは認識されていませんが、PCとモバイルデバイスの間でデータをリアルタイムにシンクできる点では、広い意味でのクラウドと言って差し支えないでしょう。

自宅でPCからボタン一つで登録しておいた「欲しい本データ」に、3G回線を通して、時と場合を選ばず参照することができるわけです。ブラウジングをしながら直感的に登録しておいたデータが、整然と並べられた形で一つのリストにまとめられています。データ形式を統一するために後で”清書”するともありません。労力をかけずに、体系化されたリストにモバイルからアクセスできることで、本来やるべき作業に集中できるという最大のメリットがあります。

長くなりましたが、今回はとりあえずアマゾンのほしい物リストを活用する「意味」について考えをまとめました。

それでは、実際にどうやってほしい物リストを使うのか?

次回は<実践編>をご紹介します。

2011年5月11日水曜日

【書評】リーディング3.0 ―少ない労力で大きな成果をあげるクラウド時代の読書術

東京とハワイでデュアルライフを送る本田直之さんの新刊『リーディング3.0』をレビューします。

著者は2006年に、レバレッジ・リーディングという読書術を提唱。本の内容を単にインプットするだけでなく、それをアウトプットに結びつける方法を提案しました。書籍に費やすお金と時間を未来の自分への「投資」と位置づけるアグレッシブな読書法の普及に貢献したお一人です。

本書で本田さんは、レバレッジ・リーディングを「リーディング2.0」と位置づけ、クラウドやモバイルを活用した「リーディング3.0」へと発展させています。



リーディング3.0 ―少ない労力で大きな成果をあげるクラウド時代の読書術リーディング3.0 ―少ない労力で大きな成果をあげるクラウド時代の読書術
本田 直之

東洋経済新報社  2011-04-22
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この数年、ウェブ業界では電子書籍に注目が集まっていますが、本田さんはそれをあくまでメディアのひとつと捉えて、紙媒体やウェブ情報を含めてあらゆるメディアから情報を収集することの重要性を説いています。

その意味で本著は「紙の本は終わった」という単純な議論には汲みしていません。大切なのは紙か電子かではなくて、獲得した情報をアウトプットにつなげていくことなのだと。つまり、レバレッジ・リーディングでもリーディング3.0でも、その目的は一緒で、違うのはそこに至るツールとスキルなのだと言うことではないかと解釈しました。

本田さんは、クラウドやモバイルといった新たなインフラを活用する力を「ノマド・リテラシー」と呼んでいます。Evernote、Twitter、Facebook、RSSリーダー、iPhone、iPadなどは、私も普段から活用しているツールですが、これらを生産的な読書に活用する能力が問われているように感じます。

『レバレッジ・リーディング』で紹介された「レバレッジ・メモ」があくまでも紙ベースだったのに対し、「リーディング3.0」のそれはEvernoteとiPhoneを利用したクラウドベースのものへと移行していきます。
「・・・クラウドサービスが生み出したのは、制約のない働き方だけではありません。「制約のない読書」もこの時代の産物であり、これこそがリーディング3.0の本質です。」
と述べているように、クラウド時代の読書は「物理的な制約」「場所と時間の制約」「情報シェアの制約」を打ち破ります。

中でも大きな特徴は、「情報シェアの制約」で、アマゾンKindleが提供する「ポピュラー・ハイライツ」という機能はまさに革命的であると説明しています。これは、Kindle上でユーザーがどこに線を引いたかをDBに蓄積し、もっとも多く線が惹かれた部分を読者に教えてくれるというサービスです。
「世界中の全く知らない人が、本を読みながらどこに線を引いいているかを共有できる。これはいまだかつてなかった「シェア」時代の到来です。1冊の本という共通点で、多くの人の意見を知ることができるのです。」

「読み手の意見が、その本の読み方を創っていく。意見は日々変化し、更新される。」
これは「リーディング3.0」と「リーディング2.0」の決定的な違いで、時代を分ける画期的な出来事と言っても過言ではないように思います。

さらに、アウトプットのプロセスで欠かせないのが、TwitterやFacebookなど、ソーシャルメディア上での「シェア」活動。特にTwitterは、ブログと違って、読んだその場で共有できるので誰でもすぐに始めることができます。

自分の中だけで完結させるのではなく、他者との共有や(共有することによる)社会への「コントリビュート」を前提とすることが「リーディング3.0」の大きな特徴であり、魅力なのではないでしょうか。

他者や社会を意識し、その中での自分の役割を意識し、そこでどんなコントリビュートができるかを意識する。読書というものが、自分自身を知り、社会との関係を構築するプロセスになりつつあるということなのではないでしょうか。

この本は東日本大震災の前に執筆されたものだと思いますが、そう考えると本田さんが提唱する
「リーディング3.0」は3.11後の日本社会にとって決定的に大切なもののように思えてなりません。


リーディング3.0 ―少ない労力で大きな成果をあげるクラウド時代の読書術リーディング3.0 ―少ない労力で大きな成果をあげるクラウド時代の読書術
本田 直之

東洋経済新報社  2011-04-22
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<目次>

Chapter 1 リーディング3.0時代の到来
Chapter 2 リーディング3.0の基本
Chapter 3 リーディング3.0に必要な6つの能力
Chapter 4 スマートフォンが読書を進化させる
Chapter 5 紙メディア・電子メディアの活用法
Chapter 6 読書からソーシャル・リーディングへ

2011年5月9日月曜日

よく使うフォルダにファイルを簡単保存する方法

今回は、ExcelやPowerPointなどのファイルを、よく使うフォルダに素早く保存するTipを紹介します。

Windowsでファイルを保存するときに、保存するフォルダを指定するのに面倒な思いをしている方は多いのではないでしょうか?オフィスソフトなどでファイルを新規保存をすると前回保存したフォルダがデフォルトで出てきます。ところが、別のフォルダに保存しようと思った場合、上の階層まで戻って、そこから任意のフォルダにたどっていかなければなりません。

Windowsのドキュメントフォルダの階層構造は、頻繁に使うファイルを呼び出したり、新規にファイルを保存したりするのに必ずしも最適ではないのが実情。1回あたりかかる時間は短くても、それが毎回ともなると通算で費やす時間はかなりのものになります。

私も、以前はかなり面倒な思いをしていました。

そこで、プロジェクトの企画書やドキュメント類を、目的のフォルダに効率的に保存する方法をご紹介します。


お気に入りリンクによく使うフォルダを追加する
ドキュメントを保存する際、エクスプローラの左側に「お気に入りリンク」が表示されます。デフォルトで「デスクトップ」「最近表示した場所」などが登録されていますが、ここに任意のフォルダを簡単に登録することが可能です。

登録する方法は驚くほど簡単。



「お気に入りリンク」にドラッグ&ドロップするだけ
順番を並べ替える時も、「お気に入りリンク」内でドラッグ&ドロップすればOKです。

私は現在進行中のプロジェクトなど、頻繁にファイルを保存するフォルダを「お気に入りリンク」に登録しています。そうすることで、保存したいフォルダに一発でたどり着けるようになります。


右クリックの「送る」メニューにフォルダを追加する
例えば、仮でとりあえずデスクトップに保存したファイルを、ちゃんとしたフォルダに保存しておきたくなるケースもあると思います。その時に役立つのが、右クリックの「送る」で一発で目的のフォルダに送る方法です。

右クリックの「送る」は次のフォルダで管理されています。
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\SendTo

要は、ここの場所にフォルダのショートカットを作ってしまえばOKというわけ。


登録したいフォルダのショートカットをまずはデスクトップに作成。


デスクトップに作成したショートカットを上記のSendToフォルダにドラッグ&ドロップで送ります。

それで、右クリック「送る」の一覧の中に表示されるようになります。

ここで注意しなければいけないのは、「AppData」フォルダが隠しフォルダであるということ。つまり、コントロールパネルの「フォルダオプション」で全てのファイルを表示するを事前に選択しておかないといけません。

気をつけなければいけないのは、右クリック「送る」を利用しても、ファイルが移動するわけではないということです。つまり、元のファイルはそのままデスクトップに残っていて、それと同じコピーのようなものがそのフォルダの中に新規に作られるという形になります。

同一のファイルが複数あると混乱してどちらがオリジナルか分からなくなってしまうよという人は、片方のファイルを後で削除しておいたほうが良いでしょう。

私の場合、PowerPointのプレゼン資料を作る際に、ラフドラフトをデスクトップに保存しておくくせがあります。まだ、アイデアのぼんやりした輪郭しか持たない資料であるため、とりあえずメモがわりに置いておくわけです。

ところが、後でそのファイルを編集していくうちに、気分が乗ってきて、一気に本番用の資料に仕上げてしまうことがあります。

捨てても良いメモが、本番用のドキュメントへ。

デスクトップからプロジェクト用のフォルダへと「昇格」していくというケースが頻繁にあります。そんな時、地味に役立つTipです。