2010年5月30日日曜日

SkypeのiPhoneアプリで3G接続での相互通話が可能。年末まで無料

iPhoneアプリで3G回線でのスカイプがついに解禁です。
Skype2.0がついにリリースされました。待ちに待った公開です。
ただし、3Gでの通話は8月末2010年末まで無料で使えるものの、その後は有料の「モバイルプラン」に切り替わる予定とのこと。


>> Skype2.0



iPhoneアプリのSkype2.0で今回新たに加わった機能は

  • 3G接続を使った通話。3G上のSkype同士の通話は少なくとも2010年8月末まで無料です。その後は毎月わずかな使用料がかかります(電話会社のデータ料金はそのまま適用されます)。
  • iPhone 3GS、第2世代のiPod touchで広帯域オーディオ(SILKコーデック)を使って、優れた音質のSkype同士の通話を楽しめます。
  • 通話音質インジケータが強化。
  • 起動時間が向上。
  • iPhoneのホーム画面からダイヤルパッドにすばやくアクセス。

9to6macの調査によると、実際に音質がクリアになっているようです。

↑コンタクトから「通話」をクリック

↑通話中。

↑無料トライアル中の案内

↑固定電話 or 携帯電話へも発信可能です。

3Gで固定電話and携帯電話にかけられるとなると、実は月々の電話料金が大幅に安くなる可能性があります。
iPhone(ソフトバンク)⇒固定電話 or 他社携帯電話の料金が月額数百円でたっぷりかけられる(かも)
その方法が気になると思いますが、検証後に詳細にレポートしたいと思います。

いずれにしても気になるのは有料に移行した後の料金です。
それによって、電話料金の水準が劇的に変わる可能性を秘めているからです。

Mashableは、有料のモバイルプランがスカイプ社主導で進められているのか、それともキャリアによる圧力によるのかは定かではないとしています。

実はここが大事なポイント。
あくまで予測ですが、前者であれば定額での提供になり、後者だとある程度の料金がかかってくるように思われます。

2010年5月29日土曜日

Evernoteオンライン版がドラッグ&ドロップ ファイル転送に対応


Evernoteオンライン版で、ドラッグ&ドロップでノートを追加できるようになりました。(ChromeとSafariのみ)


iPadの発売で利便性がますます向上しているEvernoteですが、ドラッグ&ドロップ機能の追加でオンライン版がさらに使いやすくなった印象です。

個人的にはいつもインストール版を利用していますが、面白い機能なのでちょっとご紹介。

ドラッグ&ドロップには2パターンあります。

(1)ファイルを直接追加する
一つ目はファイルをノートブックに直接追加する方法です。
ノートブックとは、Evernoteのカテゴリーのようなものですね。

↑アップロードしたいファイルをローカルからドラッグ&ドロップ。左側のメニュー一覧に直接追加します。図はjpgファイルを「ノート」カテゴリーに追加しているところ。

↑追加するとアップロード中の画面が表示されます。
これが終わればアップロード完了です。


(2)ノートブックに添付する
二つ目はノートブックに添付する方法です。

↑先程と同様にアップしたいファイルをブラウザにドラッグしていくと、今度は「Drop a file here to attach it to this note」という緑色のバーが表示されます。
既存のノートに画像などのファイルを追加したいときに活用します。

(3)有料版と無料版でアップできるファイルに違いがある
無料版ユーザーが転送できるのはイメージファイル、オーディオファイル、PDFのみです。有料版ユーザーは1ファイル50MBまで、あらゆるファイルを転送することが可能です。

有料版は月額5ドル、または年間45ドルです。
1ヶ月間に転送できるファイル容量が、50MBから500MBまで拡張します。
私はいまのところ無料版を活用していますが、そろそろ1ヶ月50MBの制限を超えてきそうです・・・

2010年5月28日金曜日

ひと月15万字書く私の方法 - 佐々木俊尚


もう1月前になっちゃいましたが、連休中にさくっと読めた本『ひと月15万字書く私の方法』をレビュー。

ひと月15万字書く私の方法ひと月15万字書く私の方法

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最近では、プロフィール替わりにブログを書いている人が増えてきました。
増えてきた、というよりも、ひとつの文化として定着してきた感があります。

実際にブログを書いている方なら、自分の考えをどうやって文章にまとめようかと思い悩んだ経験はお持ちではないでしょうか。数多くのブログの中で、注目される記事を書くのは至難の業です。
タイトルで人目を引くことも大切ですが、それ以上に内容を伴わないと読者は定着しません。

この本の良いところは、情報収集・整理のテクニックの紹介よりも、むしろ集めた情報をいかにアウトプットに転換するかを説いているところです。
「情報整理術」の本が書店には溢れていますが、アウトプットの方法を具体的に紹介した本は意外と少ないなあと個人的にも感じていたところでした。

この本によると、佐々木俊尚氏は「毎月8本の雑誌連載と4本のウェブ連載」、「年間4~5冊の書籍刊行」、「単発の執筆原稿年間25本」、「講演年間50回」、「早稲田大学・成城大学の非常勤講師」と多産の人であることが分かります。

その彼が、単に情報収集ツールの紹介にとどまることなく、実例を用いながらアウトプットのプロセスを紹介しています。

後半部分で、「マスメディア崩壊」というテーマで文章を作るシミュレーションをしていて、情報収集から最終的な文章の構造への落し込みまでのプロセスを描いています。読み終わった後に早速実践に移せるところが素敵です。

佐々木氏はアウトプットにいたるまでのプロセスを以下のフレームワークに集約しています。

  1. テーマの設定
  2. 情報集約フレームワーク
  3. 構造化フレームワーク
  4. 物語フレームワーク

よくある「情報整理術」本は、(2)をメインに扱っています。
それに対して、この本では集めた情報を活用して文章を組み立てるまでのプロセスが紹介されています

(4)の物語フレームワークに達したときには、以下の構成で文章を組み立てられるようになっているというわけです。

現状
現状の分析
現状の課題は何か
仮説
仮説の分析
これからの戦略

情報は集めるためにあるのではなく、それを活用して生産力を上げるためのものだということを再認識させてくれる1冊です。

ブログを書いている人だけでなく、社内外での企画資料を書く際にも参考になるのではないでしょうか。

2010年5月27日木曜日

お知らせ:ブログタイトルとURLの変更

ブログをはじめてから2週間あまりが経過しました。
今回、ブログのコンセプトをより明確にお伝えするべく、ブログのタイトルを変更いたしました。
Knowledge fieldsからNomad Worker Styleへの改名です。

また、それに合わせてURLも独自ドメインでの運営に切り替えました。
ブログのシステム自体は引き続きbloggerを利用しています。

これまでKnowledge fieldsとして運営してきましたが、タイトルからブログのコンセプトが分かりづらいのではないかと考えてきました。

より自由なワークスタイルで、仕事での最大限の喜びと成果を生み出すためのスキルや考え方を表現するというのがこのブログの趣旨です。

ただ、思い立ったら居ても立ってもいられず、すぐに行動に移したかったばかりに、突然のドメイン変更などで迷惑をおかけする結果となってしまいました。Bloggerの仕組みが分からなかったこともありましたが、個人で行っているサイトはいえ、ウェブの製作者として至らなかったことを反省しております。

今回の反省に立った上で、今後も皆さんに情報を積極的に提供してまいりたいと考えております。

なお、今回のURL変更に伴って、RSSのURLも変わりました。
ご登録いただいていた方は、大変お手数ですが再度登録をしていただくようお願いいたします。

新RSS URL
http://www.nw-style.com/feeds/posts/default

東京在住のノマドワーカーが使いたいカフェorスペース

オフィスにとらわれることなく、自由なスタイルで仕事をする「ノマドワーカー」の存在に注目が集まっています。私も会社に属しながら、そのようなワークスタイルで仕事をしているひとりです。

ただ、ノマド的なワークスタイルを確立しようと思うと、最初にブチ当たるのが仕事場をどう確保するかという問題。

特に情報系の仕事をしている場合、電源とWifiの確保が課題になります(ただし、最近はイーモバイルやWimaxなど公衆ネットサービスが充実してきています)。

そういう場所は、私がこのスタイルを始めた2006年頃はまだまだ少数でしたが、最近では徐々に増えてきているようです。

そこで今回はネットでおすすめされていたカフェやスペースをまとめてみました。
※今後も見つけ次第、ここに追加していく予定。他に良いところがあれば、ぜひ教えてください!


電源カフェが探せるサイト
電源を使えるカフェがまとめて紹介されているサイトです。都内ではマクドナルドやルノワール(デフォルトで電源使用OK)がほとんどですね。


カフェor電源スポット
六本木ヒルズアカデミーヒルズ
月額1万円程度でライブラリーが利用できる手軽さから、多くのメディアで紹介されています。無線LAN環境はもちろん電源も利用可能です。ただし、最近は会員が増えすぎて座席の不足が目立つようになったのは残念。

ThinkPark(JR大崎駅)
参考サイト:ノマドワーカーにとっての天国を見つけた。その名も『シンクパークタワー』(東京都:大崎駅)

デジカット(コクヨ運営)
「JR新宿駅西口改札より徒歩1分。店内からは新宿西口ロータリーが一望できます。」新宿以外に、日本橋、品川に支店があります。15分200円~。

日比谷パティオ(日比谷駅・有楽町駅)
Hack Space 日比谷パティオ。「こちら日比谷パティオはフリースペースです。現在、東京電力さんの企画で無料で電源が使える公衆電源サービス「エスポット」が設置されています」。東京電力がこんなサービスを開始したんですね。

Office(外苑前駅)
外苑前のオフィスカフェ。夜しかやっていないのが残念ですが、夕方以降に気分を変えたいとき、あるいは夜型のノマドワーカーにいいかも。参考サイト:青山の夜景が広がる夜のオフィスカフェ「OFFICE」。営業時間pm7:00~

オルタナティブカフェ(中野)
公式サイト。Hack Space 。参考サイト:中野で電源と無線LANが使えるおしゃれカフェ「alternative cafe」

MAO CAFE(六本木駅)
参考サイト:ランチが17時まで注文できる、忙しい人に優しいカフェ「MOA CAFE」

News Art Cafe(汐留)
参考サイト:最新ニュースもチェックできる汐留カフェ「News Art Cafe」

R25カフェ(銀座)
リクルートビル。参考:食べログ

2010年5月26日水曜日

Gmailのメールアドレスを「+」で増やしてタスク管理ツールとして使う

雑誌などで様々なタスク管理術・ノート術が紹介されていますが、Gmailにタスク管理やアイデアノートを一元化する方法があります。

他の方法と同様に必ずしも完璧な方法ではありませんが、1つのアプリケーションでこれらを管理するのは有効な整理術の一つだと思います。メールでのタスク一元管理は、PCでの作業が一般化してきた当時から広く行われているやり方でもあります。

そこで今回は、Gmailでメールアドレスを増やす裏技を活用して、Gmailを情報一元管理ツールとして活用する方法をご紹介します。

「裏技」と言いましたが、実はすでに多くのブログで紹介されています。それは「+」記号を活用したやり方です。

先日、nanapiに投稿されてはてブで話題になった「1つのGmailアカウントでたくさんのメールアドレスを作る方法」でも取り上げられています。

この記事を読んで、「メールアドレスを作ってそれからどうしよう?」と思っている方も多いのではないでしょうか。

以下はiPhoneとRTMを導入する以前に、私が実践していた方法です。


準備段階
(1)メールアドレスのバリエーションを増やす
まず、Gmailのアドレスを複数用意します。
といっても、複数のアカウントを作成する必要はありません。

nanapiの記事にあるように「アカウント名の後ろに プラス(+)記号 + 任意の文字列 を連結する」だけでOKです。

通常のメールアドレス
knowledgefields.sample@gmail.com

「+」記号をつけてバリエーションを決める
私は以下の三つを作っていました。
knowledgefirleds.sample+todo@gmail.com ⇒ タスク用
knowledgefirleds.sample+memo@gmail.com ⇒ メモ用(アイデアなど)
knowledgefirleds.sample+wishlist@gmail.com ⇒ ほしい物リスト

Gmailでは、このように「+」記号をお尻につけた場合、すべて通常のメールアドレスに届く仕様になっています。

(2)ラベルを作成
次にGmail側でラベルを作成します。

先程決めたアドレスに対応させて
「@to do」 ⇒ タスク用
「@memo」 ⇒ メモ用
「@wishlist」 ⇒ ほしい物リスト
この三つを作成します。
@を付けたのは、サイドバーにラベルが並ぶとき一番上に表示させるためです(アルファベット順)。
※もちろん、ラベル名は任意です。自分で分かりやすい表記にしてください。

(3)フィルタを作成
Gmailのフィルタを作成します。
次の動作をするように設定します。

「knowledgefirleds.sample+todo@gmail.com」宛て ⇒ 「to do」ラベルに振り分け
「knowledgefirleds.sample+memo@gmail.com」宛て ⇒ 「memo」ラベルに振り分け
「knowledgefirleds.sample+wishlist@gmail.com」宛て ⇒ 「wishlist」ラベルに振り分け


↑「設定」>「フィルタ」>新しいフィルタを作成

↑Toにtodo用のメールアドレスを記入して「次のステップへ」をクリック

↑「ラベルを付ける」にチェックを入れて、「to do」を選択します。

これで準備は完了です。


メールでタスクを追加する
電車の中や外出中にタスクを思いついたり、アイデアが浮かんだときなどに、さっそく活用してみましょう。携帯メールで、上記のメールアドレスにメールを送れば良いのです。携帯のアドレス帳にアドレスを登録しておいて、すぐに送信できるように携帯側の設定をしておくと早いです。

一元管理するには、外出時だけではなく、デスクワークをしている時でも同様にメールを送信するようにしましょう。新たなタスクができたら、Gmailを立ち上げて先程のメールアドレスに送るわけです(要は自分にメールを送る)。こうすることで、Gmailを活用したタスク管理の一元化が実現します。


↑ラベル「to do」を表示させた図です。
サイドバーのラベル一覧から「to do」を選択すれば、タスクの一覧が表示されるというわけです。

タスクが終了したら、メールからラベルを削除します。
すべてタスクが終わったら、「to do」ラベルの中のメールは空になるという具合です。

Gmailに一元化することのメリットとしては
・ドコモ・au・ソフトバンクの携帯メールからもタスク登録ができる。
・色々なアプリやソフトを立ち上げる煩わしさがない
・無料で使える

ただし、もちろんデメリットもあります。
・タスクを時系列で並べかえできない
・タスクの期限が設定できないので、今日のタスクだけ取り出すというようなことができない

そもそも、Gmailに高度なタスク管理を求めるのは無理があるでしょう。
整理する前にとりあえず書類を入れる「何でも収納BOX」のように気軽に使う感じだと思います。
ただ、Gmailには強力な検索機能あります。「検索機能付きの何でも収納BOX」というわけです。

なお、これと同じ要領で「memo」ラベルをクリックすれば、様々なメモが見られます。
アイデアを投稿しておけば、企画書作りなどで役立てられます。
メモに追記したり、補足を加えたいときはそのメールに「返信」します。
難点は携帯メールにそれが送信されてしまうことですが、Gmailでカンバセーション形式でひとまとめにされるので、後で同時に閲覧することが可能です。

また、「wishlist」のラベルを表示すれば、ほしい物リストの一覧が見れます。
このリストを見ながらアマゾンや楽天などで買い物をするとオンラインショッピングが効率的です。
後で欲しいものが紹介されたページを見つけたら、そのURLを返信しておくと後でもう一度検討したいときに便利だったりします。

2010年5月25日火曜日

Amazonで検索した書籍を近くの図書館で借りるためのChrome・Firefox拡張「Libron」


アマゾンの検索結果から地元の図書館の蔵書をチェックしてくれるLibronが使いやすくなりました。
アマゾンで検索すると図書館の書籍詳細ページにワンクリックで移動可能。

貸出中かどうかをすぐに確認できる他に、新刊の入荷をTwitterで通知してくれるサービスなど、図書館を有効活用するための機能が搭載されています。

このサービスはChromeとFirefoxの拡張機能(アドオン)として提供されています。
今回はChromeの拡張機能として利用する事例を紹介しますが、使いかってはFirefoxとほぼ同じです。


拡張機能をインストール
Chrome 拡張機能をインストールします。



エリアを指定する

↑アマゾンのトップページにアクセスして、右上で地域を指定します。
自分が利用したい図書館がある地域を入れておきましょう。
大体は自分が住んでいる地区か、職場の近くの図書館だと思います。



↑検索すると一覧はこのように表示されます。




書籍詳細画面はこんな感じ

「東京都豊島区で予約する」をクリックすると、該当する図書館のページに飛びます。

この本は「上池袋図書館」に蔵書があって、まだ借りられていないことが分かります。
地域の図書館で登録しておけば、PCから予約まで完了。


地元の図書館にないときは、「カーリル」で他図書館の蔵書が検索できます。



読みたい本が図書館にないときにTwitterでつぶやいて本のリクエストも可能です。
新刊などの場合、まだ蔵書として入っていないことが多いです。
図書館に本が入ったときに、Twitterを通じて通知してくれるとのこと。
使い方は参考にしてください。


図書館は市民にとっての有効な知識資産。
ちょっとした工夫で、その知識資産を有効活用する方法を提供してくれるこういうツールは素晴らしいですね。

2010年5月24日月曜日

Google Font APIをブログに簡単に導入する方法


先日発表されたGoogle Font APIを使って、公開されたフォントを簡単に表示する方法を紹介します。

Google Font APIには現在、18種類の英語フォントが無料で公開されています。

これは、Webフォントというもので、言ってしまえば「フォントのクラウド化」を実現してくれる技術です。ウェブの製作者はこれまで、WindowsとMacのローカルに共通して入っているフォントファミリーしか選択できませんでした。Webフォントはこの縛りから解き放とうとするものです。表示するフォントをローカルではなく、サーバ上から持ってくるところに新しさがあります。これにより多彩なウェブ表現が可能になるという訳ですね。

ただ、サーバから読み込む時間の問題や、フォントの著作権など、解決しないといけない問題も多いようです。特に日本語に関しては、漢字の数が半端じゃない(読み込み時間が相当かかる)。というわけで、まだまだ課題も多いWebフォントですが、Google Font APIのリリースで注目を浴びたことで、これからに期待したいところです。Webフォントについては以下のブログに詳しいです。


前置きが長くなりましたが、前提を踏まえた上で、さっそく最も簡単な組み込み方法を紹介しましょう。

(1)使いたいフォントを探す
Font Previewer」を使って、どんな感じになるかチェックします。
このブログのタイトルロゴを作成してみます。
タイプライターっぽいテイストの「IM Fell English」をチョイス。





(2)Google Webfonts Directoryにアクセス
フォントが決まったら実際に設定作業に入ります。
Google Webfonts Directoryにアクセス。

利用できるフォントの一覧が表示されるので、使いたいフォントをクリック



(3)コードを取得
青い色がついた「Get the code」タブをクリック。
すると以下のようなコードが表示されたページに遷移します。

赤枠で囲んだところにコードが表示されます。こんな感じで。

<link href='http://fonts.googleapis.com/css?family=IM+Fell+English' rel='stylesheet' type='text/css'>

*<link href='http://fonts.googleapis.com/css?family=IM+Fell+English' rel='stylesheet' type='text/css' />
Bloggerの場合、最後に「/」(主ラッシュ)を付与しないとテンプレートの構築時にエラーが発生しました。

これをブログやサイトのテンプレートの~内に貼りつけます。



(4)フォントを利用する
ブログ内でそのフォントを使いたいときは、テキストを以下のように囲うだけ。

<span style="font-family: IM Fell English; font-size: 24px;">あああああああああああ</span>

フォントファミリーの名称は~内で指定したものじゃないと表示されないです。

<h1>だけ文字を使用したいという場合などは、もちろんスタイルシートに以下のように記述することも可能です。

h1 { font-family: 'IM Fell English', arial, serif; }

これで実際に指定した箇所に反映されました。


対応ブラウザ


  • Google Chrome: version 4.249.4+
  • Mozilla Firefox: version: 3.5+
  • Apple Safari: version 3.1+
  • Microsoft Internet Explorer: version 6+



2010年5月22日土曜日

『「情報創造」の技術』 : パワポを今すぐアンインストールすべきこれだけの理由

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「下流社会」「ファスト風土」などのキーワードを生み出した三浦展による情報創造のテクニックをまとめた1冊です。

実際に多くの本を送り出してきた著者のテクニックを紹介したもので、「問題の発見⇒情報収集⇒情報収集⇒アウトプット」という流れを口語調でわかりやすく説明してくれています。

いわゆる「尖った」議論を生産し続ける著者だけに、真似できない方法を採用しているのかと思いきや、意外や意外、その基本となる考えはとてもベーシックなものでした。


この本の主題は「情報創造」。(情報創造を「イノベーションinnovation」と捉えるとわかりやすいと思います)

与えられた仕事をこなすだけでなく、自ら新しい価値を創造する主体になることの大切さを説いています。

単なる情報収集・情報整理のノウハウ本ではないところに、この本の存在意義があります。
「これからの時代は情報の収集、整理ではなく、創造の力が問われる時代だと思います。パソコン、インターネットの普及によって、知識を身につけるだけなら非常に簡単にできる。(中略)情報の収集・整理だけなら、高校生でもかなりできるのです。(p.209)」
シンプルだけど的を射た一文ではないでしょうか。
巷に溢れている「情報整理術」はあくまでも情報創造のための「前提」であって、それが目的ではない。このブログの問題意識と共通していると感じます。

自分の視点や価値観から物事を見て、オリジナルな新しい価値をつくることがこれからの時代に必須のスキルというのは納得が行きます。

その中で特に合点がいったのは、パワーポイント=パワポについての彼の考え方です。
パワポが情報創造にとって大きな弊害になる可能性を指摘しています。
昼間に集めた資料を、夕方五時から「さあ、そろそろきれいな報告書を仕上げなきゃ」とパワポづくりが始まる。そしてパワポの作業にはまって深夜まで残業してしまう。私はそれは間違いだと思います。なによりも、内容を考えること、情報を創造することに社員の能力を集中させるべきです。これは部下を使う上司の問題でもありますね。(p.31)
まさにそのとおりだと思います。
新しい価値やアイデアをカタチにするまえに、パワーポイントを開いてもイノベーションは生まれないのは言うまでもないでしょう。

それに関連して、私も同様の思いに至った経験があります。

とあるパートナーにコンサルを依頼した時のこと。このとき求めていたのは、目的達成のために頭を使うこと・アイデアを出すことでした。

コンサルタントの企業の担当者には、定例会議で課題と解決案を出してもらうことになっていました。

目的は自分たちのプロダクトを多くの人に使ってもらい、より良い経験をしてもらうことです。定例会議はそのゴールに近づくために行われるものであり、PowerPointで作られた資料にうつむきながら目を通すことがその目的ではありません。ましてや、その資料が結果を出せないことの言い訳に使われていたら、「その時間と労力をもっと結果を出すことに使えよ」となるのは当然だと思います。

私たちは彼らを信頼してパートナーに選んだわけです。それは、ビジネスというクールな契約関係でありながらも、運命をともにする仲間として認めたことでもあります。

このとき目的と手段が混同されていたのです。そこで私たちは、定例会議の場で紙の資料を配布することを禁止にして、事前にテキストベースでメールで課題を箇条書きして送ってもらうというルールを作りました。その方が、彼らの手間も省けますし、紙資源の省力化にも貢献します(人にも地球にも優しい、はず)。分かりづらい部分は、実際に会ったときに質問すればいい。

きれいな資料もプレゼン段階では必要かもしれませんが、運命をともにする仲間には不要です。見た目ばかり良くてキレイ事ばかりを並び立てる人よりも、不器用だけれど本音で語り合える人と友達になりたいと思うのと同じです。そういう人と飲んだり食事をしたりしている時の方が、得るものは大きいと感じるのは僕だけでしょうか?

もちろん、皆さんがコンサルの立場にある場合、自分からクライアントに対して「資料作りません」と言うのはちょっと問題でしょう。

私が提案したいのは、皆さんがコンサルを受ける立場で、会社の予算を無駄遣いすることに情熱を傾けるのでなく、あくまで目的達成を熱望するのであるならば、彼らにもっと頭を使ってもらうこと、そして一緒に考えることに時間を費やしてもらった方が生産的だということです。

彼らは資料を作るはずの時間で、同僚と飲みに行くかもしれませんし、彼氏・彼女とデートの約束をするかもしれません。でも、本当のアイデアは、パソコンとにらめっこしながら出てくるものでありません。心と体がリラックスした状態でふっと降りてくるアイデアが結果を生むケースも多いものです(もちろん、飲み歩いてばかりいて、サボっているような人たちは論外ですが・・・でも、あなたがその人達をパートナーとして選んだのであれば、彼らをビジネスパーソンとして信頼しているから選んだわけでしょう)。

結果がでないと思い悩むことがあるのであれば、お互いの関係や仕事のやり方をみつめ直すのも大切な作業です。「きれいな資料」という見た目=表面的な物事ではなく、中身を充実させること。それが成功のための近道です。

2010年5月21日金曜日

Google Analyticsインテリジェンスアラート+Analytics Proでサイトの緊急事態にすぐ対応

ウェブサイトやブログを運営していると、アクセス数の変動には常に気をつかいます。

ビジネスで運営している場合、アクセス数の減少は収入に直結する大問題です。

逆にアクセスが急上昇してフォーラムが炎上してしまうような自体に発展したら、ユーザーにマイナスの経験を与えてしまうことになりかねません。それは、長期的に見ると、大きな損失につながるリスクがあります。

そのため、アクセスの急降下、あるいは急上昇には常に注意を払って、必要に応じて対策が取れる体制が求められるわけです。

今回は、数ある緊急事態への備えの一つとして、Google Analytics インテリジェンスアラートを「どこでもオフィス環境」で有効活用する方法を紹介します。

活用するツールは、Google Analyticsインテリジェンスアラートと、iPhoneアプリのAnalytics Proです。

イメージとしては。。。


Google Analyticsインテリジェンスアラート
これはアクセス数が一定の範囲を超えて上昇or減少した際に、メールで通知してくれる機能です。
Google Analyticsについては、もはや説明の必要はないでしょう。Googleが提供する無料の高機能アクセス解析ツールです。


サイドバーから「インテリジェンス」を選択


カスタムアラートを作成」をクリック


  • アラート名:総トラフィックが前日比20%以上減少
  • 適用対象:すべてのトラフィック
  • 次の場合に通知する:ユーザー数>低下の割合%以上>20%>前日

20%以上増加した場合のアラートを追加したい場合は、条件「増加の割合%以上」を選択します。
カスタムアラートは複数設定できるので、この設定完了後、もう一度カスタムアラートを作成してください。

「0個のプロファイル」の部分をクリックすると、管理している他のサイトの一欄が表示されます。
必要に応じてチェックを入れておきましょう。


カスタムアラートに「総トラフィックが前日比20%以上減少」が追加されています。


今後、指定した条件に合致した場合に、メールが送られてきます。
私は20%以上の増減を閾値に設定していますが、もちろんこれらは皆さんの状況に応じて変更してくください。

Analytics Proで「いつでもどこでも」サイトのアクセス状況をチェック

Analytics Proは、Google Analyticsの詳細データを表示するiPhoneアプリです。

インテリジェンスアラートの設定をしたら、メールがきた時に即座に対応する体制がないと意味がありません。


インテリジェンスアラートを活用するなら、Analytics Proは必須と言っても良いくらいだと思います。

私は、これ以外にもAnalytics関連アプリをいくつか試してみましたが、Analytics Proが最も高機能でした。


Analytics Proの良いところ
  • 複数アカウント対応
  • 検索エンジンからの流入など詳細なレポート


右上の+をクリックすると複数のアカウントを追加できます。
会社用と個人用を別々に持っている人は便利だと思います。

アカウントをクリックすると登録されたプロファイルが表示されます。
見たいサイトをクリック。

1週間のアクセスの推移
ただし、時差のせいなのか当日のデータは未集計の状態で宛になりませんが・・・

日付選択も可能

キーワード別のアクセス数も見れちゃいます。

Analytics Proは有料のツールですが、どんな状況においてもデータを確認できるのは大きな安心感につながります。
六本木界隈では坦々麺1杯で1000円はしますからね^^;
ビックマックセット+αの金額で危機対応が可能になるなら、それに対する支出を惜しむのはもったいない話です。


ただ、Google Analyticsインテリジェンスアラートに関しては運用しながらチューニングが必要だと感じています。

私の場合、前日からの変化で見てるので、「20%低下」のアラートは日曜日に、「20%増加」のアラートは火曜日に送られるケースがほとんど。

また、大規模サイトの場合は、ほぼアラートはこないけど、小さいサイトは頻繁に来る感じです。小規模サイトはブレが大きいですからね。

例えば、前日との比較ではなくて、前の週の同じ曜日との比較で送るようにするとか、小規模サイトの場合は閾値を30%にするなどの改善をすることで、精度を上げていく動きをしていかないといけないようです。

iPhoneアプリ「MAGASTORE」。電子書籍をPC&iPadでも閲覧可能に


iPhoneアプリで電子書籍を販売している「MAGASTORE」ですが、購入した電子書籍をPCとiPadでも閲覧できるようになりました

AERA、週刊ダイヤモンド、ニューズウィークなど、メジャーな雑誌もラインナップにされています。
海外ではKindleやiBooksなど、すでに有力な電子書籍販売プラットフォームがありますが、MAGASTOREの実力はいかに?
*iPad版は5月末にリリース予定


MAGASTOREとは?

サイトの説明によると
MAGASTORE(マガストア)は、携帯電話やパソコンなどから電子雑誌を購入し、そのまま読むことができるサービスです。また、マガストアIDを使うことで、携帯で購入した雑誌をPCからも見ることもできます。

これまでは携帯端末でしか閲覧できませんでしたが、無料でID登録すれば同じ内容のものを別料金を支払うことなくPCでも同じコンテンツが見られるようにバージョンアップしました。


実際にiPhoneで最新号のニューズウィークを購入してみました。
オンラインで紙版のニューズウィークと同じものが購入できます。
書店では450円のものが、MAGASTOREでは350円
ニューズウィークの場合は店舗販売よりも安いですが、同じ金額で販売されているものも多いです。


販売している雑誌の一覧が並びます。
フリーワード検索はなく、ジャンル別もしくは新着順に並んでいるものの中からピックアップします。


雑誌によってはバックナンバーも購入できます
買いそびれてしまった雑誌を購入するのに便利かも。
この中から欲しい雑誌をクリックします。



見たい号をクリックすると目次が表示されます。内容を簡単にチェックできます。


価格をクリックすると確認画面が表示されます。
雑誌はすべてiPhoneアプリのアドオンとして販売されるので、課金はApp Storeを通じて行われます。

どうやって読書するの?
購入すると「My本棚」に格納されています。

表紙
クリックすると表紙が表示されます。
表紙には「目次」「サムネイル」「しおり」のアイコンが表示されています。


目次

テキストの目次から読みたいページを選ぶことができます。

サムネイル

iTunesのカバーフローのように表示されます。
フリックして読みたいページをタップします。

テキスト

目次かサムネイルで読みたいページを選ぶと、画面のように内容が表示されます。
もちろん拡大して読むことも可能です。
(ちなみに、広告は表示されていませんでした。本来広告が入っている場所は空欄の頁になっています。)

ただし、個人的にはiPhoneで実物のレイアウトのまま読むのは厳しい印象を持ちました。
まず、字が小さいですから。拡大すると、今度は全体を見渡せないので、読みづらい。

そう思っていたら、ちゃんとテキストだけのバージョンも用意されていました。
先程のページで、右下の「テキスト」をクリックすればOK。
以下のようなページが表示されます。

テキストバージョンです。文字サイズを選択することもできます。
これならiPhoneでも楽勝で読むことができます。

しおり
本文を読んでいる時にフッタの「しおり」アイコンをクリックすると、iPhoneアプリ上でしおりを挟むことができます。
後でそのページを参照したいとき必須な機能ですが、残念なことにしおりはPCとは同期されません…


購入した本はPCと同期

PC版にアクセスしてログインをするとMy本棚に遷移します。
その中にiPhoneで購入した本が自動的に表示されます。


携帯端末では少し見づらい印象でしたが、PC版では文字も大きく綺麗に見ることができます
画面は見開きで見た時の画像


片面だけでも表示できます。


5月末からはiPad版でも見られるようになるそうですが、本当に読みやすいと思います。

現在、MAGASTOREで購入できる雑誌の一覧はこちらで確認できます。
AERA、じゃらんなど大手出版社が発行する雑誌も多く、今後の展開に期待したいところです。

今後日本の電子雑誌サイトに希望することとして
  • 記事単位のバラ売りをして単価を下げて欲しい
  • iPhone、PC、iPadの間でしおりの情報を共有して欲しい
  • KindleのようにiPhoneで読み終わったら、PCを開いたときにそのページが開くようにして欲しい
  • 取り扱う雑誌の点数を増やして欲しい
これらが実現すればMAGASTOREの利便性は格段に向上すると思われます。
ぜひ実現して欲しい機能です。