2012年7月5日木曜日
スターバックスで無料WiFi「at_STARBUCKS _Wi2」を使ってみた
2012年7月よりスターバックスで無料のWifiサービス「at_STARBUCKS _Wi2」がスタートしたので、さっそく利用してみました。
現在はまだ東京23区内の店舗(一部除く)のみでのスタートですが、今後順次拡大予定とのことです。このサービスの特徴は、スマートフォンやタブレットだけでなくPCでも利用ができるということ!つまり、スターバックスではイー・モバイルもWiMAXも、テザリング用スマートフォンも必要ないというわけです。
事前にIDとパスワードを登録すれば、無料で利用できるのが強みです。
事前登録
私の場合は、外出先からiPhoneで登録を行いました。
(1)サイトにアクセス
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まずは、このページにアクセスします。「ご登録はこちら」をクリック
(2)メールアドレスとパスワードを入力
(3)メールアドレスとパスワードを確認
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このあと確認のメールが届くので支持に従って登録手続きを進めます。
(4)登録完了
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これで事前の準備は完了です。これはお店でなくてもどこでもできるので、時間があるときにやっておくのがいいでしょう。
お店でWifiに接続する
それではさっそくスターバックスのお店でPCからWifiに接続してみたいと思います。
(1)Wifiに接続する
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「at_STARBUCKS _Wi2」に接続します。なぜか私の場合は2,3回接続に時間がかかって失敗した後につながりました。
(2)ブラウザを立ち上げてログイン
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ブラウザを立ち上げるとログインフォームが表示されます。ここで、事前に設定しておいたID(メールアドレス)とパスワードを入力します。
これだけで無料でWifiを利用することができます。
使ってみた印象としては、最初のWifi接続につまずきはあったものの、その後はスムーズに進みました。この日はウェブブラウザを使っての、資料作りやメールなどがメインでしたが、特にスピードも申し分ありませんでした。
ログインIDとパスワードが必要とはいえ、不特定多数の人が同じ回線にアクセスすることにセキュリティ上の不安もあり、私の場合は作業の内容によってEVOのテザリングと使い分けるイメージで考えています。
まだ対応していない店舗も多いですが、今後順次拡大予定ということなので、利便性は向上していきそうです。長くいすわるお客さんが増えて、さらにお店が混雑してしまうのではないかという一抹の不安もありますが…
このマークのお店が目印です。
2012年7月2日月曜日
honto.jpで書店連動ポイントシステム開始
電子書籍の販売も手がける
サイトと書店のポイントを連動させるためには、店舗で無料配布されているポイントカードをもらってくる必要があるということで、さっそく入手しました。
登録はとても簡単。honto.jpにログインして、カードに記載されている数字を記入するだけ。これでサイトのIDとカードのひもづけが完了です。にログインして、カードに記載されている数字を記入するだけ。これでサイトのIDとカードのひもづけが完了です。
私は、先日honto.jpに統合されたbk1の10年来のユーザーでして、24時間配送のものは関東一円で当日配送をしてくれるのが気に入っていました。に統合されたbk1の10年来のユーザーでして、24時間配送のものは関東一円で当日配送をしてくれるのが気に入っていました。
オンライン書店比較サイト「本屋のリンク」というサイトを2000年にオープンして以来、オンライン書店の動向に注目してきましたが、ここ数年はアマゾンのほぼ一人勝ち。競争の促進とイノベーションを促していくためにも、honto.jpのような特色のあるサービスに期待しているところです。
私は、時間があると書店に出向くようにしています。書店でアイデアを得たり、時代の雰囲気を感じることができるからです。
10年ほど前は、「オンライン書店vs街の本屋さん」という対立の図式で語られることがよくありました。しかし、店舗とオンライン書店がもっと連携して、より便利になれば本に触れる機会を増やせるのではないかというのが、私の一貫した問題意識です。
honto.jpをきっかけに、日本の書籍流通業界が新しいアイデアやサービスを生み出していくきっかけになればと期待しています。
[紹介サイト]
2012年6月18日月曜日
Evernoteのヘビーユーザーならソースネクストのプレミアムパック 3年版は鉄板
Evernoteのプレミアム会員になって、普段からバリバリに使いこなしているユーザーは見逃すことのできないパッケージが販売されています。
ソースネクストの「Evernote プレミアムパック 3年版」です。
通常は450円/月、または4,000円/年ですが、プレミアムパック3年版であれば9,000円。つまり、1年あたり3,000円。1ヶ月あたり250円という計算に。
ボリュームディスカウントで割安になる形です。
リスクとしては、Evernoteに代わる強力な新サービスが登場する、あるいはEvernoteのサービス終了ということでしょうか?(ただし、サービス終了にあたっては返金などの何らかの対応はあると思うのですが…)
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購入ページにアクセスして、プレミアムパック3年版をカートに入れます。あとは、クレジットカードでの支払いorコンビニ支払いを選択して決済を行います。
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メールで送られてくるプレミアムコードを入力します。
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すでに持っている自分のアカウントに紐付けるために「自分のアカウントにサインインする」をクリック。
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このとき、すでにログイン状態であれば確認画面に遷移します。「プレミアム会員になる」をクリック。
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アカウント情報を見ると契約期間が延長されていました。3年後まで利用可能です!
ソースネクストではオンライン購入だけでなく、パッケージも販売しているようですね。
2012年5月21日月曜日
PC移行時にデータや利用環境をそのまま引き継いでくれるサービス・アプリ
先日見舞われた突然のPC故障。
急遽、新たなPCを調達することになったわけですが、新PCのセットアップは(楽しいけれど)時間がかかる面倒な作業の一つです。
ところが、今回私はその作業にほとんど時間をかけずにすみました。データや利用環境を同期するためのツールやサービスを活用して、いつもの環境を手軽に構築する方法をご紹介します。
同期ツールを使ってドキュメントを自動転送
パソコンを移行するときに必ず行なうのが、元のパソコンからのデータ転送ではないでしょうか?古いPCのデータを外付けHDDなどに移して、それを新PCに転送するというやり方がもっとも確実で一般的な方法かともいます。その作業をオンラインストレージサービスを使って自動化することができます。
「SugarSync」「Dropbox」「Google Drive」などは、ファイル更新時に差分を自動的にバックアップしてくれるため、外付けHDDなどを使わなくても新しいPCにデータを転送することができます。
各サービスのアカウントを取得して、無料で専用アプリケーション(ソフト)をダウンロードします。同期するファイルを設定すれば、あとは自動的に最新ファイルを新PCに転送してくれます。サービスごとに多少の違いはありますが、基本的な使い方は同じです。たくさんのデータを保存するのは有料ですが、5GBまで無料というサービスもあるので、試しに使ってみるのもいいでしょう。
ただ、課題としては、大量のデータを保存している場合、新PCにデータを落とすのに時間がかかるということです。私の場合、SugarSyncで40GBほどの写真データを移行するのに、数日かかりました。ただ、数GB程度なら、ものの数時間で完了します。
クラウドを利用してデータをオンラインに保存する
そもそもローカル環境にデータを置かない、つまりデータをクラウドに保存するという選択もありえます。私は仕事の関係者とのデータやり取りについてはGoogle Drive(or Googleドキュメント)を使って、従来のオフィスソフトを代替しています。マイクロソフトの製品に比べると機能は劣りますが、共有をメインにするのであればこちらのほうが使い勝手が良いと感じています。(リアルタイム共同編集や、編集履歴の確認もできます)
その他、メールについてはGmail、スケジュールについてはGoogleカレンダー、情報共有・文書管理についてはGoogleサイトを活用しています。
その他に最もよく使うサービスの一つが、Evernoteです。いまではVaioなどにもバンドルされていて、日本でもメジャーなサービスに成長しました。Evernoteは人によって使い方が異なるため、一言で定義するのが難しいですが、私はオンラインメモ帳としての用途として利用しています。(名刺管理や新聞・ウェブスクラップなどなど、その他にも活用しています)
こうしたサービスは運営会社にデータを保管されるリスクがよく言われますが、アカウントさえあれば、PCが故障した際にも問題なくデータにアクセスすることができます。バックアップなどの面倒な作業を、運営会社に任せるられるので、会社や個人が生産的な業務に集中できるのが強みだと思っています。
allmyappsでソフトを自動インストール
新しいPCに移行するときに割りと面倒なのが、ソフトやアプリケーションの移行です。特にフリーソフトを利用していた場合、何を使っていたかがわからなくなることや、どこからダウンロードできるのか忘れてしまうということも頻繁にあります。ひとつひとつ思い出しながらGoogleで検索して探すのもいいですが、allmyappsはその作業を代行してくれる便利なサービスです。
一言で言えば、Windows版iTunesのようなもので、PCにインストールしたソフト(無料版・有料版)を一元管理してくれる上に、バージョンアップがあった時には自動的に通知してくれる機能も備えています。
自分のPCを登録しておくと、新PCを購入した後に、同じソフトを自動的にインストールしてくれます。ダウンロードページを探したりする手間もありません。ソフトのオプションや環境設定までは引き継げませんが、それだけでもPC移行作業を随分と効率化してくれます。
私の場合、Skype、WinSCP、Dropbox、Sugarsync、Firefox、CCleaner、iTunes、Launchy、Chrome、Picassaなどなど、業務で利用するアプリケーションをallmyappsで一括インストールしました。
ただし、allmyappsでインストールできるのは、海外系のアプリケーションがメインで、日本の会社がリリースしているソフトウェアは登録されていません。また、DreamweaverやFireworks、マイクロソフトオフィスなど、メジャーなライセンス付き高価ソフトウェアもインストールできないので、それらは個別にインストールしないといけないです。
ブックマーク・拡張機能・パスワードを同期する
ブラウザ間のブックマークや、パスワードの同期もひとつの大きな課題です。私はGoogle Chromeを利用していますが、ログインをして利用するとブックマークや拡張機能の情報をクラウドに保存して、別のPCでも同じ環境で利用できるようになっています。
新しいPCに移行した場合でも、Chromeをインストールしてログインすればもとの設定がそのまま維持されます。
その他、ブラウザに関係なくブックマークやパスワードを同期(&共有)するツールとして、XmarkやLastpassなどがあります。私はXmarkは利用してはいないのですが、同僚や外部パートナーなどとパスワードを共有するのにLastpassを使っています。ウェブサービスのID/Password、クレジットカードの情報、サーバのログイン情報など、各種フォーマットに対応しています。便利ではありますが、大切な情報をどこまで一元管理するか、リスク管理と利便性のさじ加減は難しい判断ではありますけどね。
いずれにしても、新しくパソコンを購入した時の作業は、以前に比べてはるかに簡便になったなあという印象です。
いまでは色々な場所で、様々なデバイスを利用してオンラインで作業する機会が増えてきています。そういう時代にあっては、設定をいかに楽に安全にスムーズにこなすかも一つのスキルになってくるのではないかと感じました。
2012年5月14日月曜日
Bamboo StylusとPenultimateの組み合わせが便利
先日、Evernoteに買収されたiPad用手書きノートアプリのPenultimate。私も、手書き用のアプリをいくつか利用してきましたが、Penultimateはシンプルで汎用的に使うには最適なアプリだと感じています。
Penultimate 3.3.1(¥85)
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
現在の価格: ¥85(サイズ: 39.4 MB)
販売元: Cocoa Box Design LLC - Cocoa Box Design LLC
リリース日: 2010/04/16
↑Penultimateにスタイラスで記入した例
最近はペンタブレットで有名なWacomoのBamboo Stylusとの組み合わせで利用していますが、ノートを代用できるほどの便利さ&快適さです。
実際に使ってみるとペン先が柔らかく、最初は戸惑うかもしれません。(スタイラスペンがしっくりくるかどうかは、個人差があるようですので、使い続ければ慣れるかどうかは一概には言えません…)
Penultimateの強みは、リストプロテクト機能の充実です。タブレットPCの問題として、文字を書く際に、手首をつくとそれに反応してしまうということがありました。
リストプロテクトというのは、手首をついただけでは反応せず、ペン先で記述した場合にのみ書けるようになるという機能です。この機能は他のアプリにも搭載されていますが、Penultimateは精度が高いという印象です。
やっていることは紙のノートと同じように見えますが、紙に比べて以下のような利点があります。
もちろん、最近は紙のノートもスマートフォンで撮影してEvernoteなどに転送することができます。実際に私もSHOT NOTEを愛用しています。
ただし、紙でのメモをスマートフォンなどで撮影してデジタルで取り込んだ場合、後からそれに追記をすることができません。そういう強みはデジタルこそかもしれません。(しかし、現状ではPenultimateはiPadアプリのみで、PCやiPhoneでファイルを開くことができません。Evernoteに買収されて、今後どう発展していくかに注目!)
スタイラスペンは最近使い始めたばかりですが、活用の幅は今後も広がっていくように考えています。
Penultimate 3.3.1(¥85)
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
現在の価格: ¥85(サイズ: 39.4 MB)
販売元: Cocoa Box Design LLC - Cocoa Box Design LLC
リリース日: 2010/04/16
Penultimate 3.3.1(¥85)
現在の価格: ¥85(サイズ: 39.4 MB)
販売元: Cocoa Box Design LLC - Cocoa Box Design LLC
リリース日: 2010/04/16
↑Penultimateにスタイラスで記入した例
最近はペンタブレットで有名なWacomoのBamboo Stylusとの組み合わせで利用していますが、ノートを代用できるほどの便利さ&快適さです。
実際に使ってみるとペン先が柔らかく、最初は戸惑うかもしれません。(スタイラスペンがしっくりくるかどうかは、個人差があるようですので、使い続ければ慣れるかどうかは一概には言えません…)
Penultimateの強みは、リストプロテクト機能の充実です。タブレットPCの問題として、文字を書く際に、手首をつくとそれに反応してしまうということがありました。
リストプロテクトというのは、手首をついただけでは反応せず、ペン先で記述した場合にのみ書けるようになるという機能です。この機能は他のアプリにも搭載されていますが、Penultimateは精度が高いという印象です。
やっていることは紙のノートと同じように見えますが、紙に比べて以下のような利点があります。
- ページ数の制約がない
- ページを後で入れ替えられる
- 不要なものは削除できる
- DropboxやEvernoteに転送できる
- メールで共有ができる
もちろん、最近は紙のノートもスマートフォンで撮影してEvernoteなどに転送することができます。実際に私もSHOT NOTEを愛用しています。
ただし、紙でのメモをスマートフォンなどで撮影してデジタルで取り込んだ場合、後からそれに追記をすることができません。そういう強みはデジタルこそかもしれません。(しかし、現状ではPenultimateはiPadアプリのみで、PCやiPhoneでファイルを開くことができません。Evernoteに買収されて、今後どう発展していくかに注目!)
スタイラスペンは最近使い始めたばかりですが、活用の幅は今後も広がっていくように考えています。
Penultimate 3.3.1(¥85)
現在の価格: ¥85(サイズ: 39.4 MB)
販売元: Cocoa Box Design LLC - Cocoa Box Design LLC
リリース日: 2010/04/16
2012年5月7日月曜日
突然のPC故障に備えてノマドワーカーが持つべき教訓
先日、約3年ほど利用していたメインマシン「Vaio Type Z」が突然起動しなくなるトラブルに見舞われました。
業務に利用するデータはほぼ完璧にバックアップがとれていたのですが、いくつかのプライベートなデータがPCのなかに入ったままという状態… しかも、PCが駆動しない… そのため、データ復旧業者に依頼をすることになったのですが、PCの突然の故障というトラブルに見舞われた際の教訓を取りまとめてみました。
PCを長期間使ってはいけない
有名ブロガーや著名な著者の方のなかには、PCを毎年買い換える方もいるようです。理由は、少しでもハイスペックで、起動や動作が早いPCを選ぶことが業務の効率につながるからというもの。私はこうした記事を読んでも「さすがに毎年買い換える必要もないよなあ」と考えていました。実際、故障したVaio Type Zはメモリ8GB、CPUも当時最強で価格も27万円ほどしたこともあって、現在販売しているPCと比べても遜色がないスペックを誇っていました。
業務上、FireworksやDreamweaverなど、比較的CPUを酷使するソフトウェアを使うシーンが多いのですが、それにプラスしてブラウザをいくつ立ちあげてもストレスを全く感じることがありませんでした。
しかし、この感覚が一種の「油断」を生んでいたのだと思います。
というのも、すでに3年弱が利用していたのに加えて、毎日持ち歩いて躯体を酷使をしていた(頻繁に海外にも持って行きました)ため、ハード面の劣化が確実にパソコンを蝕んでいるのに気が付かなかったわけです。
毎年とは言わないまでも、PCはできるだけ新しいものを持つよう心がけねばと感じました。
ノマドで仕事をする上で、母艦PCが故障するという事態は非常に大きなロスになりえます。データはバックアップをとれたとしても、いざというときに何もできないのはとても焦るものです。そういう事態に備えて、PCの故障リスクを少しでも減らす工夫は大切!
データバックアップに人の手間を差し挟んではいけない
今回、不幸中の幸いは業務に関するデータは、すべてバックアップを取っていたことです。私が主に利用していたのはGoogleドキュメントと、SugarSync。
業務でGoogle Appsを利用しており、最近では資料はすべてGoogleドキュメントで作成する習慣が身についていました。そのため、以前はパワポやエクセルなどで作成しローカルで保存していたようなものは、すべてクラウドベースになっています。
「クラウド上で編集して、クラウドに保存する。」
保存ボタンなどを押さなくても自動的に保存をしてくれるので、うっかり保存を忘れるということもありません。
このように実際には「バックアップ」ではなくてクラウド上のデータを利用していただけなのですが、それだけでもデータ消失リスクは格段に減ります。もちろん、Googleがトラブルに見舞われてデータが消失してしまえば元も子もないのですが、経験上、それを心配するよりも自分のPCの故障リスクの方がよほど危ないです。(実際、僕自身、数年に一度、PCを潰しています・・・)
それでもどうしてもローカルに保存しておかないといけないデータは、SugarSyncで同期しています。SugarSyncは、ファイルを更新するとリアルタイムでバックアップ&差分同期を行なってくれるサービスです。以前は60Gプランを利用していたのですが、昨年の東日本大震災以降、写真データのバックアップの必要性を感じて、100Gプランにアップグレードして使っています。
ところが、今回PCが故障した際、一部のデータを自宅の外付けHDDに保存していたのです。これが失敗でした…
外付けHDDドライブをUSBケーブルでパソコンにつないで、バックアップしたいファイルをドラッグ・アンド・ドロップで転送する(古典的な)やり方をしておりました。
が、PCが故障する前、4ヶ月ほどこの作業を怠っていたのです…
バックアップに人が介在すると、必ず作業を怠ります(特に私みたいにレイジーな場合は特に)。「まだ大丈夫だろう、時間がある時にやればいい」と考えがちですが、そんな時間は絶対にやってきません。
必ずタスク化する仕組みを作り出すか、お金をかけてでも自動バックアップの仕組みを作ることが必須だと感じました。幸い、私の場合、全てのデータが復旧できましたが、運が良かっただけだと思います。
ソフトウェアに依存するデータは作らない
PCで作業したファイルを保存するときに、例えばワードであればdocx、パワポであればpptxなどのファイルが出力されます。先程紹介したSugarSyncでは、これらのファイルは自動的にバックアップ&同期の対象になります。ところが、ソフトウェアによっては、データをそのような形で出力しないケースがあります。私が利用していた青色申告ソフトがそうでした。データの編集や加工は、そのソフトの中で行うことが前提とされており、ソフトとデータが一体になっているケースです。
しかし、こういうソフトでも最新のデータをファイルとして出力する機能を備えている場合が多いです。フリーソフトだと、csv形式やdat形式なんかだったりしますが。最新データを任意のフォルダに保存して、それを「解凍」すれば別のPCでもデータや環境をそのまま引き継げることがあります。
私の使っている青色申告ソフトにもそのような機能がありました。たまたまVaio故障の数日前に、データを「ドキュメント」フォルダに出力する設定を行なっていました。そのため、SugarSyncでバックアップが行われていて、事なきを得たわけです。
最近ではデータは別ファイルでエクスポートする機能が付いているケースが多いです。できればエクスポート作業を自動化しておくといいです。また、ソフトを選ぶ際には、エクスポートができるかどうかも判断基準にすると良いでしょう。
スペアPCを準備しておく
スペアPCは必須ですね…常に持ち歩く訳にはいかないですが、それでも常に環境をしたPCを一台持っておくべきです。できれば、そのPCも最新のものであれば越したことはないですが、以前使っていたPCをスペアにするのでも十分でしょう。
ほとんどの方はそうしてると思いますが、私の場合、求められるままに会社の他のメンバーに次々とPCを渡してしまっていたので、自宅にスペアPCが存在していない状態でした。これはいけません。反省。。。
その後にすぐ新しいPCを購入したのですが、データや環境のバックアップに私が使ったアプリケーションを次回以降に紹介していきたいと思います。
2012年4月1日日曜日
【書評】「当事者」の時代 佐々木俊尚
| 「当事者」の時代 (光文社新書) | |
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佐々木俊尚氏、1年ぶりの著書『「当事者」の時代』。450ページを超える大作です。
アルゴリズム中心のWeb2.0から人が中心のキュレーションへの変容を描いた前著『キュレーションの時代』に対し、本書はメディアや論壇にスポットを当てながら、現在のメディアや日本社会が抱える問題を「マイノリティへの憑依」という概念で問題化しています。本書は、一見これまでとは趣が大きく異なる印象を受けますが、本著と『キュレーションの時代』を連続したものと捉えると、ソーシャルメディアの可能性がさらに広がるという感想を持ちました。
この本の主題である「マイノリティへの憑依」とは実に難解な概念です。これを正確に理解するには、戦後論壇に関する一定の知識が求められるでしょう。しかし、前半部分で毎日新聞の記者時代の著者の経験が語られることで、予備知識を持たなくても理解しやすくなっていると思います。
第1章では、記者時代の経験が詳細に語られています。「マスメディアは権力に操作されている」と糾弾する安直なメディア批判では把握できない問題の複雑さが、「中の人」の視点からあぶり出されています。ここで描かれている新聞記者と「権力」との緊張関係や、両者の依存関係を理解すると、「新聞記者は権力に操作されている」という見方がいかに単純かを痛感すると同時に、権力と新聞記者が互いの目的を達成するために築き上げた「ウラ」のネットワークの存在が見えてきます。
まさに、それはこの社会のあらゆる場面に存在するのウラとオモテ(あるいは「ホンネ」と「タテマエ」)の象徴のようなものです。マスメディアが権力と密接につながっている一方で、弱者の立場を異常なまでに強調する実態。「市民感覚」と「当局異存」が矛盾なく両立している不思議さが浮き彫りになります。
その原因を説明するキー概念こそが「マイノリティへの憑依」というわけです。
在日、女性、ベトナム(ベトナム戦争当時)など、「弱い人々」の立場を代弁することがマスメディアの使命であると自認する人々。しかし、そこで代弁される「弱い人々」は現実の彼らの立ち位置を反映したものではありません。あくまで、第三者の視点によって、第三者の立場から、彼らとは関わりのない所で語られた「虚像」に過ぎない。自分とは関わり合いのない弱者を代弁している様子は、まさに「憑依」という言い方がしっくりくると実感することでしょう。
言葉を持たない従属的な民のことを「サバルタン」と言いますが、サバルタンは自ら語ることができず、彼らの生活や歴史は常に支配的な他者の視点で描かれてきました(もともと、南アジアの従属民の実態を表現するために使われた用語)。「語られるサバルタン」は現実の彼らの生活とはなんら関係がなく、勝手に代弁された彼らの言い分は無視されて、いらだちだけが募る。そこには有効な対話もなければ、対話によって自己が変容していく契機さえ失われていく。
そこに欠如しているのは、差別や従属される人々を代弁するといいながらも、決して獲得することのできない当事者としての意識です。現実味も生活感もない抽象的な「神の視点」から、決して自分が傷つくことなく、他者を断罪する態度。それは、紛れも無く、他者を利用して自己の立場を正当化する構造のように感じました。
では、私たちはこの問題をどう乗り越えていくのか?
「(...)<マイノリティ憑依>とエンターテイメントが織りなすメディア空間は 、決して読者に「あなたはどうするんです」かという刃を突きつけない<中略>
先ほどから説明してきた二つの読み方、偽の神の視点と、エンターテイメントとしての視点は 、両極端であるけども共通性がひとつある。それはどちらび読み方も「自分の問題として受け止めていない」ということである。
誰もが何かの問題を自分の問題として受け止めるためには、その問題が自分と同じ圏域で起きていなければならない。」
pp.413-414
社会を統合するグランド・セオリーが崩壊したと言われているいま、(小さいけれど)自分を取り巻くこの「圏域」にコミットしていく姿勢が一つの突破口になるように私は思うのです。『キュレーションの時代』ではビオトープの存在や、一個人としてのキュレーターが持つ視座が描かれていました。自分自身の興味関心から生まれたものなのか、否応なくそこに絡め取られてしまった結果なのか分からないけれど、小さな圏域で個人が当事者として生活をしている様を描き出しているように感じました。
当然ながら、(私自身もそうですが)個人が日常で依って立つ圏域は決して一つではありません。会社員としての自己、ノマドとしての自己、父親としての自己、ウェブディレクターとしての自己など、様々な圏域の重なり合う部分に今の自分がいます。その立場は唯一無二のものであって、誰一人として自分と同じ立場で同じ見方をする人は(概念上は)存在しません。
ソーシャルメディアの可能性があるとすれば、そこで当事者の立場から語ることで、同じ圏域にいる別の人たちが共鳴していく点にあるように思います。それぞれの圏域は自己充足した閉じた円環ではなく、他の圏域の影響を受けながら(あるいは、影響を与えながら)絶えず変化していくものだと私は考えています。そして、その影響を行使する主体こそが私たち一人ひとりであると(楽観的ですが)考えられるわけです。
その結果がどのような世界につながるかは未知数ですが、「マイノリティの憑依」がもたらしたこの社会の閉塞感を崩壊するきっかけになるのは間違いないように思います。
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