2012年5月21日月曜日

PC移行時にデータや利用環境をそのまま引き継いでくれるサービス・アプリ


先日見舞われた突然のPC故障。
急遽、新たなPCを調達することになったわけですが、新PCのセットアップは(楽しいけれど)時間がかかる面倒な作業の一つです。

ところが、今回私はその作業にほとんど時間をかけずにすみました。データや利用環境を同期するためのツールやサービスを活用して、いつもの環境を手軽に構築する方法をご紹介します。

同期ツールを使ってドキュメントを自動転送

パソコンを移行するときに必ず行なうのが、元のパソコンからのデータ転送ではないでしょうか?古いPCのデータを外付けHDDなどに移して、それを新PCに転送するというやり方がもっとも確実で一般的な方法かともいます。

その作業をオンラインストレージサービスを使って自動化することができます。
SugarSync」「Dropbox」「Google Drive」などは、ファイル更新時に差分を自動的にバックアップしてくれるため、外付けHDDなどを使わなくても新しいPCにデータを転送することができます。





各サービスのアカウントを取得して、無料で専用アプリケーション(ソフト)をダウンロードします。同期するファイルを設定すれば、あとは自動的に最新ファイルを新PCに転送してくれます。サービスごとに多少の違いはありますが、基本的な使い方は同じです。たくさんのデータを保存するのは有料ですが、5GBまで無料というサービスもあるので、試しに使ってみるのもいいでしょう。

ただ、課題としては、大量のデータを保存している場合、新PCにデータを落とすのに時間がかかるということです。私の場合、SugarSyncで40GBほどの写真データを移行するのに、数日かかりました。ただ、数GB程度なら、ものの数時間で完了します。


クラウドを利用してデータをオンラインに保存する

そもそもローカル環境にデータを置かない、つまりデータをクラウドに保存するという選択もありえます。

私は仕事の関係者とのデータやり取りについてはGoogle Drive(or Googleドキュメント)を使って、従来のオフィスソフトを代替しています。マイクロソフトの製品に比べると機能は劣りますが、共有をメインにするのであればこちらのほうが使い勝手が良いと感じています。(リアルタイム共同編集や、編集履歴の確認もできます)

その他、メールについてはGmail、スケジュールについてはGoogleカレンダー、情報共有・文書管理についてはGoogleサイトを活用しています。




その他に最もよく使うサービスの一つが、Evernoteです。いまではVaioなどにもバンドルされていて、日本でもメジャーなサービスに成長しました。Evernoteは人によって使い方が異なるため、一言で定義するのが難しいですが、私はオンラインメモ帳としての用途として利用しています。(名刺管理や新聞・ウェブスクラップなどなど、その他にも活用しています)


こうしたサービスは運営会社にデータを保管されるリスクがよく言われますが、アカウントさえあれば、PCが故障した際にも問題なくデータにアクセスすることができます。バックアップなどの面倒な作業を、運営会社に任せるられるので、会社や個人が生産的な業務に集中できるのが強みだと思っています。


allmyappsでソフトを自動インストール

新しいPCに移行するときに割りと面倒なのが、ソフトやアプリケーションの移行です。特にフリーソフトを利用していた場合、何を使っていたかがわからなくなることや、どこからダウンロードできるのか忘れてしまうということも頻繁にあります。

ひとつひとつ思い出しながらGoogleで検索して探すのもいいですが、allmyappsはその作業を代行してくれる便利なサービスです。


一言で言えば、Windows版iTunesのようなもので、PCにインストールしたソフト(無料版・有料版)を一元管理してくれる上に、バージョンアップがあった時には自動的に通知してくれる機能も備えています。

自分のPCを登録しておくと、新PCを購入した後に、同じソフトを自動的にインストールしてくれます。ダウンロードページを探したりする手間もありません。ソフトのオプションや環境設定までは引き継げませんが、それだけでもPC移行作業を随分と効率化してくれます。

私の場合、Skype、WinSCP、Dropbox、Sugarsync、Firefox、CCleaner、iTunes、Launchy、Chrome、Picassaなどなど、業務で利用するアプリケーションをallmyappsで一括インストールしました。

ただし、allmyappsでインストールできるのは、海外系のアプリケーションがメインで、日本の会社がリリースしているソフトウェアは登録されていません。また、DreamweaverやFireworks、マイクロソフトオフィスなど、メジャーなライセンス付き高価ソフトウェアもインストールできないので、それらは個別にインストールしないといけないです。


ブックマーク・拡張機能・パスワードを同期する

ブラウザ間のブックマークや、パスワードの同期もひとつの大きな課題です。
私はGoogle Chromeを利用していますが、ログインをして利用するとブックマークや拡張機能の情報をクラウドに保存して、別のPCでも同じ環境で利用できるようになっています。
新しいPCに移行した場合でも、Chromeをインストールしてログインすればもとの設定がそのまま維持されます。


その他、ブラウザに関係なくブックマークやパスワードを同期(&共有)するツールとして、XmarkLastpassなどがあります。私はXmarkは利用してはいないのですが、同僚や外部パートナーなどとパスワードを共有するのにLastpassを使っています。ウェブサービスのID/Password、クレジットカードの情報、サーバのログイン情報など、各種フォーマットに対応しています。便利ではありますが、大切な情報をどこまで一元管理するか、リスク管理と利便性のさじ加減は難しい判断ではありますけどね。


いずれにしても、新しくパソコンを購入した時の作業は、以前に比べてはるかに簡便になったなあという印象です。
いまでは色々な場所で、様々なデバイスを利用してオンラインで作業する機会が増えてきています。そういう時代にあっては、設定をいかに楽に安全にスムーズにこなすかも一つのスキルになってくるのではないかと感じました。