コロナが落ち着いた後も人との接触を避ける「新しい生活様式」が続くとも言われています。
こうした状況の中で飲食店を応援すべく、Googleを始めとしたインターネット企業が様々なサービスの提供をはじめました。
飲食経営は素人の私ですが、専門のネットマーケティングの立場からぜひ活用したいサービスをまとめてみました。
Googleマイビジネスで最近情報を掲載
外出自粛や営業時間短縮の要請を受けてデリバリーやテイクアウトの需要が高まる中、Googleマップ上にデリバリーやテイクアウトのボタンが表示されるようになりました。
ボタンをタップをすると、デリバリー・テイクアウトに対応したお店の一覧を見ることができます。
この情報はGoogleマイビジネスに登録された内容に基づいて表示されています。
Googleマイビジネスに飲食店として登録しているお店は「テイクアウト」「宅配」にチェックを入れることで表示対象に含まれるようになります。
事前にGoogleマイビジネスへの登録が必要ですが、Googleで検索をした人に対して最新の情報を紹介することができます。
臨時休業や営業時間の変更についてお知らせできるほか、メッセージの投稿でお店のコロナ対策の紹介、テイクアウト・デリバリーメニューの公開もできます。
何ができるかについて、GoogleがPDF形式のパンフレットを公開していますので参考にしてください。
Googleマイビジネスで最新情報を更新する方法(PDF)
Googleマイビジネスの活用方法について、Googleが無料のオンライン講座を開催しています。申込みは以下のサイトから。詳細は未定ですが、後日動画でも公開予定とのことです。
今すぐできる「テイクアウト」や「デリバリー」の情報発信
Google Optimize パーソナライズ機能を90日間無制限に
日々状況が変わる中で、サイト更新の手間をかけずに最新情報を提供し続けることもとても大切になっています。中上級者向けのサービスになりますが、同じくGoogleの取り組みです。ウェブサイトのA/Bテストで普段は使われるGoogle Optimizeですが、その機能を一時的な情報を表示するために活用できるようです。
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)対応期間中、ウェブサイトにバナーを追加する
飲食店で活用しているお店は少ないかもしれませんが、もし実装済みであればコロナ期間中の特別なお知らせの表示などを管理画面上で更新することができます。
Instagramの飲食店支援サービス
普段からInstagramを運用している飲食店のみなさんも多いと思いますが、Instagram上で注文まで完結させるような機能をリリースしています。Instagramで料理を注文できる機能が日本でも導入開始
- 「料理を注文」機能
- 「ギフトカード」機能
Instagramのビジネスアカウントをお持ちのユーザー対象に、上記の2つの機能を発表しました。ビジネスアカウントへの移行は無料で行なえます。
料理を注文
ビジネスアカウントを持つ飲食店が「料理を注文」スタンプをストーリーに投稿したり、プロフィール上に「料理を注文」というボタンを表示することができるようになりました。「料理を注文」をクリックしてInstagramのアプリ上で注文が完結する仕組みです。利用できるパートナーは、出前館, ヒトサラ, Picks, TableCheck, Uber Eatsとなっています(2020年5月14日現在)。
パートナーが限定されていますが、アプリ内で注文まで完結するのは大きなメリットです。「地域名+ランチ」などでインスタ検索をしている利用者に対して、直接訴求する大きなチャンスになります。
国別パートナー
ギフトカード
キッチハイク、Square、Table Checkの加盟店を対象にギフトカード機能を提供しました。Instagramのストーリーに「ギフトカード」スタンプを表示することができます。Instagramをフォローしてくれているお得意様への大きなアピールになりそうです。
Instagramギフトカード機能を日本でも開始