2012年8月22日水曜日

絵本でコミュニケーション~1歳半の娘がお気に入りの定番絵本まとめ


ノマドワーカーと言われる人たちのブログや書籍を読んでも、親子の関係が書かれているものが少ないなと感じています。

私にも1才7ヶ月の娘がいるのですが、オフィスに出勤せずに自由なスタイルで働くことで、できるだけ親子の時間を過ごそうと心がけています。

子供の身近で仕事をしている身としては、子どもとの時間の過ごし方やコミュニケーションというのは大きなテーマだと思うのです。

子供とのコミュニケーションは、朝食作りに始まり、お風呂や寝かしつけまで様々だと思います。そのなかで我が家では絵本によるコミュニケーションがとても大切な役割を果たしています。

たまたま娘が絵本が好きだというのもありますし、子供の趣味嗜好によるところは大きいと思いますが、まだ文字が読めない1才半の娘がこれまでにハマった定番の絵本をご紹介したいと思います。
(ほんとに定番ばかりですみません)


いないいないばあ
「いないいないばあ」という言葉は、娘が比較的早く覚えたものの一つです。クマやネコが顔を隠して登場して、ページをめくると「ばあ」となるところが大好き。ハマっていたのは1歳くらいの時期ですが、いまでも時々、本棚から持ってきては「ばあ」といって見せつけられます。




もこもこもこ
詩人の谷川俊太郎さんの作品。中身は抽象的なイラストに「もこもこ」などの不思議な言葉が書かれているだけ。大人が最初に見ると「どこが楽しいのだろう?」と思うのですが、子供はその独特のリズムが好きみたいですね。1歳半でもう大人の言葉をだいたい理解できるようになった今でも、これは大好きな本の一つ。「もこもこ」「もぐもぐ」「ぱくっ」というセリフを身振り手振りを交えながら一緒に読んでます。



はじめてのおつかい
まだ購入して数ヶ月の、我が家では「新入り」の部類に入る本です。
おつかいという概念を理解しているわけではなく、細部まで丁寧に描かれた林明子さんの絵の魅力にハマっているみたいです。毎回読むごとに新しい発見がある。そんな一冊なのだと思います。ちなみに、娘のお気に入りは、女の子がおつかいの途中で転ぶところ。その場面になると、突然走りだして、自分も転ぶ真似をします。



ぐりとぐら
こちらも定番の1冊ですね。娘は食べることが好きなので、森の動物たちがみんな揃ってパンケーキを食べるシーンがお気に入り。絵の中のパンケーキをもぐもぐと食べる遊びをします。



おつきさまこんばんは
これも娘が大好きな林明子さんの作品。お月様がにっこり微笑んでる絵や、裏表紙のあっかんべ~をしている絵が大好き。自分もにっこり笑ったり、「べー」と言いながら舌を出してみたり。1歳の誕生日に買ってあげた本です。購入してから3ヶ月くらいがお気に入りのピークで、最近は本棚からあまり引っ張りだしてこなくなりましたが。



くっついた
2匹の動物がくっついたり、お母さん・お父さんとくっついたりするイラストが描かれています。くっついたの場面で、娘がほっぺたに顔をくっつけるという遊びをします。



しろくまちゃんのほっとけーき
妻がホットプレートでパンケーキを焼きながら、一緒に見せてあげていたみたいです。パンケーキのタネをかしゃかしゃとかき回すシーンでは自分も一緒に真似してみたり、フライパンの上でホットケーキが焼ける音を口で真似してみたりしています。



くだもの
ばなな、いちご、もも、ぶどう。娘が好きな果物のイラストが、写実的に温かい雰囲気で描かれている本です。ももが大好きな娘は「ももー」と言ってイラストのももをパク、もぐもぐという真似をします。たいていは、そこからおもちゃを果物に見立てた、もぐもぐごっこが始まります。



リサとガスパール
結婚する前から妻が海外で購入していたもので、我が家にあるのは英語のものです。もちろん娘は英語が読めないし、僕も英語で読み聞かせているわけではありません。でも、独特のタッチで描かれたイラストがお気に入りのようで、シリーズで何冊かある本を僕のところにもってきては、じっくりと絵を眺めています。なにか感じるものがあるみたいですね。



がたんごとん がたんごとん
乗り物に興味のない娘も、この本はお気に入り。「がたんごとん」という音の響きや、登場するバナナやりんごのイラストなどが好きなようです。



とっとことっとこ
動物たちが靴をはいて歩くだけの本なのですが、「とっとことっとこ」という音の響きを自分なりに発音して「とーとー」と言ってます。もう1才半になると毎日のように靴をはいて出かけているので、靴が身近なアイテムになってきてるのだと思います。



いろ
娘が5ヶ月くらいの時に買った本です。文字はほとんどなく、1歳未満の子供でも楽しめる仕掛けがあります。動物の毛の部分にふわふわな素材が使われていたり、キラキラやざらざらな感触が楽しめたりします。また最近、本棚から引っ張りだしてくるようになって、ふわふわな部分をほっぺにくっつけたり、私に押し付けたりして遊んでます。



きんぎょがにげた
ページごとに金魚がどこにいるかを探すゲーム的な要素があって、1歳を過ぎた当たりから金魚の場所を指させるようになりました。金魚が結構上手に隠れていて、小さい子だと探すのが難しいんですよね。そういうところからも娘の成長を感じられる1冊です。



ちっちゃなミッケ! A・B・Cとあそぼう
糸井重里さん訳の絵本です。A~Zまでデフォルメしたアルファベットのイラストと、そのアルファベットで始まる単語がイラスト入りで書かれています。ネコや象や車など、指さしながら「にゃーにゃー」「ぱおーん」「ぶーぶー」と言って遊んでます。



こうやってお気に入りの本を振り返ってみると、読み聞かせるというよりも、絵本を通じて会話をしたり(といっても言葉はまだ沢山話せないけど)、スキンシップをしたり、一緒に体を動かしたりと、身体全体を使ったコミュニケーションをしているという方がふさわしい気がします。

ここで紹介したのは、どれもロングセラーばかり。私が生まれるずっと前に出版されたものも多いです。

もちろん新しい本の中にも素晴らしいものは多いですが、親子の間で大切に受け継がれてきたものの根強さみたいなものも感じます。