2010年11月26日金曜日

ペーパードライバーにならないためのカーシェアリング活用術

遅ればせながら34歳になって普通運転免許を取得しました。
原付バイクを10年以上運転していたので、公道を走る感覚はあったのですが、さすがに普段乗車しないと運転感覚を忘れてしまうもの。

ところが、車を所有するとなると、初期費用+維持費用はばかになりません。特に都内では月極駐車場の代金が3万円/月を超えることが珍しくないのが実情。電車通勤をしていると週に1度乗るかどうかという程度でしょう。そこに膨大な金額をつぎ込むのは、さすがに躊躇してしまいます。



そこで、私は免許を取得してすぐに、タイムズプラスのカーシェアリングを利用し始めました。

低料金で始められる
初期費用1500円と、月額基本料は980円。ちなみに、980円分は無料で利用できます。20分150円~のショートプランの他に、夜間パックや6時間パックなどのプランもあります。


携帯やパソコンで簡単に予約できる
最寄りのステーションをマイページに登録しておくと、車の利用状況をすぐに確認することができます。直前まで予約の変更や取消を無料でできるのも便利。

↑マイページでお気に入りのステーションを登録しておけばすぐに予約がとれる


↑車の空き状況や自分の予約状況がグラフで分かりやすい


乗車前の面倒な手続きが不要
ステーションは原則的に無人です。会員カードを車の後部のセンサーにかざすだけで鍵があきます。その情報はセンターまで通信で届けられ、利用開始の手続きが完了します。



カーナビも搭載
全車種に搭載されているかの確認は取れていないのですが、これまで私が利用した車には全てカーナビが搭載されていました。ただし、自動的に更新されるタイプではないケースもあり、新しい場所に行くと正確にナビゲートしてくれないことも・・・


フォローも充実
無人だと色々不安なこともありますが、フォローも充実しているなと感じました。利用開始と終了の手続きが終わったら、即時に携帯メールが届きます。万が一、終了手続きに不備があって課金が継続してしまうという不安も解消されます。また、フリーダイヤルでセンターにつながるので、分からないことは気軽に聞くことができます。


早く返却すれば料金はかからない
「3時間予約したけれど、結局2時間しか使わなかった」。そういう場合の料金体系も気になりますよね。ショートプランの場合(時間貸し)、予約した時間よりも早く返却すれば、利用した以外の時間の料金はかかりません。道路が渋滞して返却時間に間に合わないリスクを考慮して、あらかじめ余裕を持って予約をするのが良いです。


ガソリン代がかからない
ここがレンタカーと違うところですね。ショートプランの場合、ガソリン代がかかりません。満タンにして返却する必要もありません。万が一、ガソリンが無くなった場合は、社内に備えてあるカードを使って、出光などのガソリンスタンドで無料で給油することができます。ただし、ロングプランなどの場合、走行距離に応じた料金が別途かかるようです。


給油や洗車の時間分割引
給油や洗車で時間を費やした場合、15分の利用料金が割り引きになります。ただし、一定量の給油をしないといけないなどのルールはあるみたいです。


利用時間や走行距離をネットで確認
マイページで利用時間はもちろん、走行距離を確認できるのも便利です。初心者の場合、乗った距離が具体的に示されると自信につながります。



私の場合、最初は駐車場代を払っていると割りきって、運転に慣れるまでは時間があればカーシェアリングを活用するようにしています。1万円払っても13時間以上、乗車できるので、ペーパードライバーになって、あとからペーパードライバー講習を受けに行くことを考えればリーズナブルです。タクシーを1時間利用すると数千円かかりますし、その面でも割安と言えるでしょう。

ただし、ステーションには一般の車も駐車しています。初心者の場合、車庫入れの際にぶつけたりしないように、慣れるまでは免許の保有者に同乗してもらうのが安心かもしれませんね。

ちなみに、全体的に満足度は高いものの、もう少し良くならないか・・・と感じる部分もあります。


ステーションがまだまだ少ない
タイムズプラスの既存の駐車場の空いたスペースをステーションとして利用しているのですが、まだまだ数が少ないです。自宅の近くにステーションがないと、ちょっと使いづらいかもしれません。


乗り捨てができない
借りた車はもとのステーションに返却しないといけません。利便性を考えると乗り捨てができると便利だと思いました。ただし、カーシェアリングという特性上、なかなか難しいかもしれませんが。


前に乗った人のマナーが悪いと・・・
殆どの場合、問題ないのですが、たまに前の利用者がきれいに使っていなかったりするケースも。規約に違反するのですが、ペットをそのまま助手席に座らせたような痕跡がありました。毎回、返却の度に清掃をする一般のレンタカーに比べると、劣るところかもしれません。