2010年10月16日土曜日

アマゾンの「何でもほしい物リスト」に他のサイトの商品も追加する

そういえば、まだこのブログで紹介していなかったかも。
2010年4月にリリースされたアマゾンの「何でもほしい物リスト」の紹介です。
(僕もあまり活用しきれていなかったのですが、たまたま妻が最近利用しているのを知って思い出した形です…)

「何でもほしい物リスト」は、クリックするだけで、他のサイトの商品をアマゾンのほしい物リストに追加できる機能です。

(1)ブックマークレットを登録
アマゾンの何でもほしい物リストのページにアクセスします。


↑ページの紹介にあるように、ブックマークバーにドラッグ&ドロップします


(2)ほしい物リストに追加
↑ウェブを見ているときに気になる商品を見つけたら、先ほど登録したブックマークレットをクリックします。すると、ポップアップで小窓が起動します。タイトルやコメント等を必要に応じて編集して「リストに追加」をクリック。これでアマゾンの「ほしい物リスト」に追加されます。

このように操作はとても簡単です。


これまでアマゾンの「ほしい物リスト」には、アマゾン内の商品しか登録しておくことができませんでした。ウェブ業界では、顧客を他のサイトに逃がさずに、自社のサイト内に囲い込んでおくことが常識という感覚がありました。自分たちのショップの中に、ライバルサイトへの誘導の窓口を設けるということ自体、長年タブーだったわけです。しかし、当然これは「売り手」の論理にすぎないのですが、ユーザーもそれを「当たり前」と思い込んでいたように思います。

そこに登場したアマゾンの「何でもほしい物リスト」は画期的でした。
ユーザーにとっては、アマゾンに商品があろうとなかろうと、欲しいものは欲しい。
欲しい物を一元管理できるほうが、ユーザーの利便性は向上します。

アマゾンにとっては顧客が外部に逃げるリスクもありますが、それよりも自社のツールを使ってもらうことで訪問するユーザーを増やして、便利なサイトとして認知してもらうことのメリットのほうが大きいと踏んだのではないでしょうか。圧倒的な売上を誇る業界最大手だからこそできたということもありますが、開かれたシステムの重要性を再認識させられる機能です。