2010年9月7日火曜日

部屋探しに役立つ9のiPhoneアプリ

新居に引っ越してから半年が経過しました。今回の記事は別のブログのために2月に作成したものですが、加筆修正を加えた上でNomad Woker Style用に新たに書き直しました。

住まい探しにとって一番大切なのは自分のライフスタイルにぴったりな部屋を探すこと。プロの不動産屋さんを前にして、うまく乗せられて、なんとなく契約をしてしまうようなことは避けたいところ。実際に住んでから「こんなはずじゃなかった・・・」と後悔するのでは手遅れです。

私は今回の住まい探しにあたってiPhone 3GSが大活躍してくれました。そこで、部屋探しで実際に使えるiPhoneアプリを有料、無料を問わず紹介します。


コンパス
iPhoneのデフォルトアプリ。普段、ほとんど使うことがないこのアプリが部屋探しでは大活躍!というのも、インターネットでは「南向き住戸です!」と元気に謳っていても、実際は微妙にずれていることがあるからです。調べてみると実際は西南西向きで、夏場は西日がきつい・・・なんてことも本当にある話。そんな憂き目に遭遇するリスクを事前に軽減してくれます。

コンパスが干渉して、不動産屋さんの前で例の八の字を描いたこともありますが・・・間取り図に書いてある方角が間違っていないか、実際に確かめるのに必須です。










iHandy Level
初期の頃、iPhoneのテレビCMでも取り上げられていた水準器アプリです。部屋が傾いていないかを確かめるのに使います。まあ、ほとんどの場合は問題ないと思いますが、たまに危険な物件がありますので、築年数が古い or 地盤が緩い地域の場合には使ってみる価値あり。以前はビー玉で確認する人もいたようですが、iPhone1つあれば十分です。
iHandy Level (iTunes)






dBMeter Pro(有料)
簡易騒音計です。幹線道路沿いに住んで騒音に悩まされた経験があったので、そこと比較する意味で使っていました。

正確なものではないので、あくまで参考値ですが、個人的な感覚でいうと大きくずれることはありません。ベッドルームは40dB程度の静けさが必要とされています。騒音による睡眠障害は仕事効率や記憶力を低下させるリスクがあるので、あらかじめ調査しておきたいところです。

本当に住みたい物件が決まったら、即決せずに、別の時間帯にも訪問して物件の周囲を計測してみましょう。時間帯、曜日、天候(雨の時)によって騒音レベルは大きく異なることを頭に入れておきましょう。
dBMeter Pro (iTunes)






セカイカメラ
使い道を探しあぐねていたアプリの一つでしたが、そんなセカイカメラが意外と役立ちました。ベランダでこのアプリを使ってみましょう。周囲にどんなお店や施設があるのかが分かります。東京都内だとタグが沢山ついているので、そこそこ使えます。コンビニや郵便局、学校などがどの方角にあるのかが一目瞭然。Twitterなどにユーザーが投稿したジオタグ付きの写真も表示できるので、周辺の雰囲気もよくわかります。
セカイカメラ(iTunes)




HOME'S for iPhone
「国内初の住まい探し専用アプリ」を謳っているので、一応ラインナップしておきます。便利なのはGPS機能を使って、周囲の家賃相場が分かること。ただし、不動産サイトには同じ物件が重複して掲載している場合があります。

過去に不動産サイトに関わっていた経験から言うと、重複が含まれているのは決して珍しいケースではありません。HOME'Sに問い合わせをしたところ、平均の家賃相場として算出している数字は、重複物件も含んだものらしいので正確な数値ではないです。感覚的にかなりかけ離れているケースもありました。あくまで参考値という認識が必要です。
HOME'S for iPhone (iTunes)








賃料計算機
月の家賃や敷金などを入力すると、今後数年にわたってどのくらいの金額が必要か分かるアプリです。最近では敷金1ヶ月分のみとか、仲介手数料半額とか、数カ月フリーレント(家賃無料)などのサービスをしてくれる不動産会社も増えてきました。

単純に家賃の安さだけじゃなくて、そういうサービスを考慮して長期的に試算すると、月の家賃が割高でもトータルでは安いケースもあったりします。計算結果を保存する機能がないのが残念ですが、メールで送信することができるので、後でまとめて検討するときにも使えそうです。
賃料計算機(iTunes)









EverPaint(手書きメモ帳)(有料)
以前はFastFingaを使っていたのですが、個人的な使い勝手の良さからこちらに乗り換えました。物件を内見してその場でメモをささっと取るのに使えます。Evernoteとの連携もできるので、後から自分のPCで確認するのも簡単です。iPhoneで何でもスマートに管理しておきたい方におすすめ。人前でボイスメモを録音することにためらいを感じない方は、それでも代用できると思います。
EverPaint(手書きメモ帳)(iTunes)











マップ
iPhoneのデフォルトアプリ。一つの駅にターゲットを絞って物件を探している場合は大丈夫ですが、候補の物件が複数の駅に存在している場合、物件を内見するのに電車移動をすることも多いでしょう。現在地から目的の場所までナビゲートしてくれます。そして、事前にしっかり調べておきたいことは、住まいから勤務地までの移動時間です。勤務先へ通勤するルートをその場でささっと調べることも簡単です。。













メモ
メモが取れれば、どんなツールでもOKですが、今持っている家具のサイズをどこかにメモしておくと便利です。例えば、「ここに今のソファが置けるかな?」「食器棚を置いたときに出っ張らないかな?」ということが気になります。そのときに、予め取っておいたメモがあればその場で確認できます。

  • TVボード 幅130cm×高さ35cm×奥行45cm
  • ソファ 幅130cm×高さ70cm×奥行80cm

このようにに主な家具・家電のサイズを書いておけばOK

ちなみに、現在、私はそういった情報をEvernoteに写真付きでアップしてまとめてあります。Evernoteで身の回りの所持品の管理をしてるという人はEvernoteの方が良いのかもしれません。





逆にiPhoneでは不十分な機能

カメラ
iPhoneのカメラは広角レンズではないので、部屋全体をうまく撮影することができません。最近のデジカメは20mm程度のものも普及してきたので、それを持参した方が無難でしょう。iPhoneでワイドに撮影するレンズも売っているようですが、それを持ち歩くならデジカメを持って歩くのもほぼ一緒。「iPhoneで全部管理したいよ~ん、ぽよよん」という方以外はデジカメは別に用意しておくといいです。

余談ですが、カメラで撮影しておくと便利なのがカーテンレールです。レールの形状によって購入するカーテンが違うためです。特にオーダーメイドの場合はその辺を必ず聞かれますので、カメラで押さえておくと重宝します。あとは、トイレのフタの形状ですかね。便座カバーは、形状によっていくつか種類がありますので、事前にチェックしておきましょう。

メジャー
iPhoneにもモノサシアプリがあるのですが、それは10cmくらいしか測れません。
物件を図るときには5mのメジャーを購入して持参するのが良いです。ちょっと大きな100円ショップでも販売しています。