2013年2月22日金曜日

朝日新聞デジタル スマホ・タブレット版紙面ビューアを試してみた

朝日新聞デジタルの紙面ビューアが、スマートフォン・タブレットにも対応しました。日経新聞電子版のように、新聞のレイアウトのままで記事を閲覧できるようになりました。

タブレットやスマートフォンでは必ずしも紙面で閲覧するのが見やすいというわけではないのですが、そのメディアが持つ視点(perspectives)が一目瞭然というメリットもあります。見出しの大きさやレイアウトによって、その新聞の立ち位置がはっきりしてくるためです。

そこで、今回はスマートフォンとタブレットで紙面ビューアを試してみました。

スマートフォン~iPhoneの場合

閲覧環境はiPhone4S、OSは相変わらずiOS5.1.1です。
結論から言うと、紙面の雰囲気を味わえますが、画面の制約上、読むのが困難という印象。紙面ビューアモードではなくて、結局は通常のテキストモードでの閲覧が良さそうだという判断に。


アプリを開くと最初に「24時刊」(意味が分かりづらいですが、要は最新ニュース)が表示されるので、フッタの「紙面」をクリック。



その日の一面が表示されます。
うーん、この大きさだと見出しを読み取るだけで精一杯か。



紙面ビューアで記事をタップするとその部分が強調表示されます。



強調表示された状態で、タップすると通常の記事モードに。



ちなみに、紙面ビューアでピンチして拡大するとこんな感じ。
Retina対応していないようで、文字がにじんでしまうのが残念。
また、どうしても閲覧性が落ちてしまうので、この状態で読むのは大変だなという印象。



アプリのトップでフッタの「ページ一覧」をクリックすると、ページ一覧が表示されます。


タブレット~iPadの場合


閲覧環境はiPad3、OSは性懲りもなくiOS5.1.1です。
こちらも結論から言うと、iPadなら紙面ビューアが活用できると思いました。ただ、Retina対応がなされていないため、拡大すると文字がにじんでしまうのが残念。気にしない人もいるかもしれませんが、文字がぼやけて目が疲れます。iPad miniなど、小型のタブレットだとまた違う印象かもしれませんが。


基本操作はスマートフォン版と一緒なので割愛。紙面ビューアを開くとここにこんな感じで表示されます。スマートフォンでは確認しづらかった小見出しまで十分に視認できます。



記事をタップすると拡大&強調表示されます。ここまでくるとタブレットでも十分に読めますね。
ただ、こちらもRetina対応ができていないようで、文字がにじんでしまっています。



強調表示の状況でタップすると通常のテキストモードに移行します。
普通に見る分にはこれが一番見やすいかもしれません。ただ、テキストモードの場合、リード文と本文が同じようになってしまっていて、分かりづらい印象があります。



紙面一覧。だいぶ見やすくなってはいますが、やはりRetina対応が望まれます。文字がはっきり見えれば、紙面一覧からある程度、めぼしいページを検出しやすくなると思われます。


紙面ビューアがタブレットで見れるようになったことで、気軽に新聞を見れるより身近なものになった感じがあります。iOS5.1.1ではアプリの挙動が不安定なことが残念ですが、問題なく読むことができました。紙面の閲覧性はそのままに、コンパクトになって目当ての記事を簡単に読みたいときに便利です。

私は、朝刊のみの購読で、キャンペーンで半年間縛りの月額500円というプランに変更しました。
過去1年分の新聞記事が検索・閲覧できるので、話題のテーマについて流れを追いたい、もっとくわしく知りたいという時に威力を発揮します。例えば、「ネット選挙」の議論の経緯を知りたい、「アベノミクス」の意味を理解したいという時には、そのキーワードで検索することで概要を把握することができます。

新聞不要論も叫ばれている中ですが、これからも新しい活用方法が見つかったら随時ご紹介したいと思います。



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2013年2月19日火曜日

アトリエ用の本棚をDIYしてみた その2

前回の記事で取り上げた自作の本棚ですが、
購入した天板キューブボックスをいよいよ重ねてみます。

ところが、このゴム材の天板。かなり重いです…
相当な重量があるので、持ち上げるのも大変でした。

完成したのがこちらの本棚。






ここに書籍を入れていきます。
自宅から運び込んだもの以外に、実家に残してきた大量の本を配送してきたのでそれなりのボリュームになりました。
それでも、かつてはこの3倍ほどの本があったのですが、だいたいは売りに出すか処分しました。
まだダンボール数箱分の本が実家にあるので、今後それらを選別してこちらに移す予定です。

ただ、なかなか自分でしっくりした形に並べられません。。。
本棚というのは、持ち主の問題意識によって常に並びが変化・深化しながら成長していくものだと思うので、最初はなかなかうまく行かないものなのかもしれません。これからどう進化していくか自分でも楽しみです。

2013年2月13日水曜日

アトリエ用の本棚をDIYしてみた その1

ライブラリーを作りたい 

昨年12月に自宅近くにアトリエと称した事務所をオープンしました。
(アトリエでの働き方についてはおいおいお話します)
アトリエを開くにあたっては、書籍を収めるライブラリーを構築したいという思いがありました。本棚というのは、その人の問題意識を反映していて、自分の鏡のような役割を果たします。使い勝手がよく、本がスッキリ収まる大型の本棚を探していました。

今回、本棚に求める要件は、横幅が140センチほどで高さは腰くらいまで、木のぬくもりをもった温かみのあるもの。ところが、既成品だとデザインと機能の両面で、なかなかピッタリのものが見つかりません。

無印良品でだいたい似たようなものがありました。価格は25,000円ほど。

デザイン的にも悪くありませんし、オーク材を利用しているということでクオリティも高いです。ただ、奥行きが28.5cm、高さが120cm(横に寝かせて使うことを前提)と、大きさの要件を満たせませんでした。(大判の写真集なども納めるので、奥行きは35cmほど必要)


そこで既成品を諦めて、自作に挑戦することにしました。

色々と考えたのですが、今後アトリエのレイアウトを自由に変更する余地を残すため、天板とキューブボックスを重ねただけのお手軽DIYにすることをに決定。強度は脆いですが、当初の要件は満たせるのではないかと。

雰囲気に合う天板を選ぶ 

そこで、まずは天板を購入することに。
DIYの世界はまったくの初心者で不安でしたが、1センチ単位でカスタマイズできるショップを発見。加工もお任せできるので、マルトクショップで発注をすることにしました。

天板といっても、素材をどうするか?無垢材か集合材か?など考えなければならず、まったく初めての経験。予算的に今回は集合材にすることは決まっていましたが、最後までヒノキかゴム材かで迷いました。

迷った挙句にゴム材を選択。こちらを3枚購入
ヒノキは高価ですが香りがよいというメリットがあります。ゴム材は温かみがあってしかも安価という利点も。

最後まで悩みましたが、今回は実験的な意味合いもあるのでコストが安いゴム材を選択しました。

サイズは厚さ3cm、奥行き35cm、幅140cm。オプションは以下のように設定をしました。
  • 面取[A]:糸面加工+磨き
  • 面取[B]:糸面加工+磨き
  • 面取[D]:糸面加工+磨き
  • 用途:三方向使用
金額は1枚4,440 円。底板・中板・天井の3枚発注したので合計13,320円となりました。

キューブボックスのチョイスで悩む

次に、天板の間にならべてそれらを支えるためのキューブボックスですが、これを探すのが意外と大変でした。天板と同じような素材で、サイズがしっくりくるものはなく、最終的にたどり着いたのがこれ。

木箱 組み立てキット ウッドシェルフ レコードラック


これがかなりはまりました!
1980円で4つ購入することに。
金槌で釘を打ち付けて自作するタイプのものです。
素材の色合いはゴム材の天板と似ています

最初の1つを作るのは大変でしたが、2つ目以降は順調に作れました。
「女性でも15分で作れる」と説明書に書いてありましたが、確かになれればそれくらいでできそう。ただ、最初の1つを作るのは僕も30分くらいかかってしまいました…
ちなみに、サイズの関係で背板を付けずに、完成としました。

昼休みにアトリエで弁当を食べつつ空き時間にコツコツと作り上げていったので、完成までは1週間程かかってしまいました。次回は完成した本棚をご紹介したいと思います。


2013年2月5日火曜日

ノマドワーク 次の段階にむけて

前回の記事から、だいぶ長い間更新を停止してしました。
その間に私の生活に大きな変化がありました。

  • 二人目の子供が生まれる
  • 上の娘を週2~3日、一時保育に送り迎えする
  • 家族4人(+猫一匹)で暮らす家を探し始める
  • アトリエを開設する

子育て、家探し、仕事場づくりと、様々な分野で新しい挑戦を重ねて来ました。

特に、このブログのテーマである「ノマドワーク」に関しては、新しい取り組みを始めました。

自宅の近くに事務所代わりの「アトリエ」を借りて、そこでの仕事を開始しました。
主な「効用」としては以下の三点に集約できます。

  • 自分の仕事を集中して行う
  • クリエイティブな発送を行う
  • パートナーとの共同作業を行う

特に、これまで作業に追われがちだった仕事を一度見なおして、新しい発想を生み出す環境をアトリエで実現していく計画です。未完成ではありますが、ライブラリーの構築など徐々に準備も整って来ました。

拠点を持ったノマド、というと矛盾に感じるかもしれません。
確かに、「遊牧民」という文字どりの解釈をすれば、場所を自在に変えるという定義も成り立つでしょう。

でも、そもそもノマドの目的が何かを拡張して考えれば、他人に従属することなく、自律しながら、生活や仕事など身の回りの物事を自己決定していくことだと感じますし、それは人によって様々な形があるのだと思います。

このブログでは、引き続きノマドワークの技=artを共有していくほか、新しい段階に突入したノマドワークの実践をつらつらと書いていけたらと思っています。色々な挑戦が待ち構えていますが、そんな僕の活動を理解してくれる会社のメンバー、仕事に集中できるよう毎日支えてくれる妻に感謝します。